図書クサ ノ ネ ノ ジョセイ カイホウ ウンドウ シ000067805

草の根の女性解放運動史

サブタイトル1~10
編著者名
伊藤 康子 著
出版者
吉川弘文館
出版年月
2005年(平成17年)5月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
16,313,9p
ISBN
4642037705
NDC(分類)
367.21
請求記号
367.21/I89
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献あり
和書
目次

まえがき
 
第一編 近代女性の自由と自立への模索
第一章 一九三〇年代市民女性の生活姿勢―『婦人公論』読者グループを中心に
一 『婦人公論』の位置
二 『婦人公論』の読者組織化
三 『婦人公論』読者グループの動向
四 名古屋読者グループ白洋会の活動
五 会員にとっての読者グループの意義
六 短すぎた青春時代
第二章 一九三〇年前後の婦人文芸運動―『女人芸術』『婦人文芸』の支部活動
一 婦人文芸運動の系譜
二 『女人芸術』と女人連盟
三 女人連盟名古屋支部の動向
四 『婦人文芸』支部の動向
五 東京の文化を受けとめた力量
第三章 婦人保護施設が支えた女性の生活―名古屋YWCA「友の家」の軌跡
一 名古屋の婦人保護施設
二 名古屋キリスト教女子青年会設立の事情
三 「友の家」の事業
四 加藤ちょうの社会観
五 「友の家」の挫折と再編
第四章 近代愛知女性の自立過程
一 諏訪(田所)八重子と社会主義
二 上京して活動した田島ひで
三 女性の向上心を支えたキリスト教
四 磯部しづ子が求めた自由
五 山本信枝の希望
六 氏家(杉本)瑞枝の歩み
七 戦前戦後を貫いて婦人運動にかかわったのは
補論1 女性解放運動はどのように始まったか
一 「信じられない」近代の生活実態
二 女性解放運動史研究のあゆみ
三 少数女性の大きなたたかい
四 世界のなかに日本の女性をおいて
五 女性解放運動を支えた人びと
補論2 声なき女性の声を探ろう―女性史研究へのアプローチ
一 民衆史を求めて
二 日記に見る女性の生活と生き方
三 聞き書きは史料づくり
四 紡績女工の自伝
五 女性解放の願い
六 中央と地方の支えあい
七 女子教育がはらむ可能性
八 戦争下の女性の実像
九 統計数字が描き出す女性
一〇 女性史学への道
 
第二編 近現代女性の位置
第一章 生活圏から見た愛国婦人会
一 愛国婦人会中央の動向
二 地域での会員獲得過程
三 地域活動の展開過程と財政
四 地域での思想統合過程
五 愛知県支部の誕生と会員募集
六 慰問袋・義捐金集めの役割
七 地域組織の再編整備
八 全戸会員獲得へ
九 大日本婦人会発足以後
一〇 官製婦人団体の強さ
第二章 敗戦前後における生活意識の変容
一 法制と現実の矛盾
二 戦前の生活意識
三 八月一五日
四 敗戦直後
五 自分として考えられる女性へ
六 自分で決める結婚の増加
七 女性の民主主義意識
第三章 戦後地域婦人会の育成過程―名古屋市を中心に
一 地域婦人会の位置
二 戦前の名古屋市地域婦人団体
三 敗戦直後の婦人社会教育行政
四 民主化要求活動の発展
五 地域婦人会の育成
六 愛知婦人平和大会開催をめぐって
七 婦人政策の摸索
第四章 戦後における男女平等意識の変遷
一 女性の意識調査の意味
二 婦人参政権をめぐって
三 男女平等をめぐって
四 男女(夫婦)役割分担をめぐって
五 意識調査にみた多数女性
 
第三編 日本国憲法に支えられた女性の自立
第一章 女子若年定年制撤廃と戦後改革
一 女子労働者の差別解雇
二 名古屋放送の女子若年定年制
三 権利要求からみた三〇歳定年制裁判
四 経済要求からみた女子三〇歳定年制裁判
五 名古屋放送女子三〇歳定年制撤廃過程
六 自分に素直に生きる
第二章 一九八〇年代女性の自立と労働
一 誇らかな伝統
二 経済的自立の可能性
三 女性の自立志向
四 労働権確立闘争と女性の自立
五 人間らしく生きる権利の確立を
 
索引