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戦間期日本陸軍の宣伝政策

サブタイトル1~10
民間・大衆にどう対峙したか
編著者名
藤田 俊 著
出版者
芙蓉書房出版
出版年月
2021年(令和3年)9月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
308p
ISBN
9784829508176
NDC(分類)
396.21
請求記号
396.21/F67
保管場所
閉架一般
内容注記
原タイトル:戦間期日本陸軍の宣伝政策に関する研究 2019年3月に中央大学より博士号を授与された論文「戦間期日本陸軍の宣伝政策に関する研究」を加筆・修正したもの 事項索引:p298-304 人名索引:p305-308
和書
目次

序章 視角と課題
一 本書の問題意識
二 研究史の整理と本書の課題
三 本書の構成
 
第一部 軍事活動の多義化と大衆社会への順応 一九一八~一九二九
第一章 シベリア出兵下の新聞操縦
はじめに
一 新聞操縦に向けた機運の高まり
二 極東ロシア・東シベリアでの露字紙操縦
三 ハルビンでの邦字紙創刊
小括
第二章 陸軍省新聞班の設立
はじめに
一 日清・日露戦争期の新聞界
二 日露戦後から第一次世界大戦までの陸軍の新聞対策
三 寺内内閣の臨時新聞局設置構想と陸軍の姿勢
四 新聞班と記者クラブ
小括
第三章 桜井忠温と軍事の大衆化
はじめに
一 軍人作家桜井忠温
二 大正期陸軍の社会認識
三 新聞班長桜井忠温
小括
第四章 済南事件の善後処置
はじめに
一 山東出兵と国内外世論
二 陸軍による対内外宣伝
三 衛戍地熊本における世論形成
小括
 
第二部 陸軍宣伝の変容と国策主導に向けた展開 一九三〇~一九三九
第五章 浜口内閣期軍制改革問題と「満二十五年陸軍記念日事業」
はじめに
一 国防思想普及委員会の本格始動
二 宣伝媒体化される日露戦争の記憶
三 陸軍記念日に向けた軍民双方の動き
四 陸軍記念日の反響と満洲事変への布石
小括
第六章 満洲事変前後の陸軍宣伝
はじめに
一 国防思想普及運動と陸軍中央
二 「満蒙の危機」と親陸軍世論
三 満洲事変の終息と政治宣伝の萌芽
小括
第七章 日中戦争前後の陸軍宣伝
はじめに
一 粛軍期陸軍のメディア対策
二 日中戦争と「政戦両略一致ノ宣伝」体制
三 日中戦争下の陸軍と民間
小括
終章 戦間期の陸軍宣伝と民間・大衆
一 戦間期陸軍宣伝の特質
二 戦間期日本の陸軍・民間・大衆
 
あとがき
事項索引
人名索引