島田謹二
- サブタイトル
- ミネルヴァ日本評伝選 このアポリヤを解決する道はないか
- 編著者名
- 小林 信行 著
- 出版者
- ミネルヴァ書房
- 出版年月
- 2021年(令和3年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- xiv,309,6p,図版 [4] p
- ISBN
- 9784623092383
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Sh36
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 引用・参考文献:p247-261 島田謹二年譜:p267-299 島田謹二著書・訳書・編著・共編・監修等一覧(刊行年順):p301-309
- 昭和館デジタルアーカイブ
はしがき
第一章 代表的な著作の周辺
1 教授の卒論『ロシヤにおける廣瀬武夫』
執筆の動機 資料の発掘 刊行の経緯 総合研究の成果 諸家の評
2 ナショナリズム文学研究の発展
秋山真之研究 『アメリカにおける秋山真之』 好評を得た『秋山真之』 とぎれることがない「秋山真之研究」 『ロシヤ戦争前夜の秋山真之』評 会うべくして会った司馬遼太郎 『坂の上の雲』評 司馬と意気投合、『広瀬武夫全集』 出版を祝う会
第二章 若き日の英語・英文学修業
1 少年期・青年期
本の虫 名だたる海軍少年 受験準備・海軍戦術の応用 詩の世界への憧れ 西條八十邸に連れていかれる 日夏耿之介の詩を愛読 堀口大學と面識を得る 初めての訳詩
2 転向の決意・新しい出会い
米澤高等工業学校へ赴任 迎えてくれた辻村鑑 旧制仙台第二中学校 幸運をもたらした東北帝国大学 二度とない感激、木下杢太郎 ミルトン講義、土井晩翠 千載一遇の芭蕉誹諧研究会 西洋文学研究室勤務の一年 縁は不思議なもの、夏目漱石 夢中になった島崎藤村の詩
第三章 台湾行の決意
1 比較文学への道
招聘され、台北帝国大学へ 六〇年に及ぶ親交、矢野禾積 フランス派英文学 比較文学の道を邁進 マラルメとポーの詩を耽読 名訳詩の先駆、上田敏 巡り巡って森鷗外を読む 永井荷風に熱中
2 詩人・文人との出会い
魅了された詩の朗読、デル・レー 会って話したかった、西脇順三郎 訪台した北原白秋 師と仰ぐ平田禿木 日本詩壇に金字塔、伊良子清白 諳んずるほど好きな佐藤春夫の詩 花浦みさをとの文学談 従軍記者、木村毅を招く
第四章 比較文学研究の実践
1 エクスプリカシオン・ド・テキスト(テキストの解明)
台湾における日本文学研究「華麗島文学志」 台北高等学校教授に就任 香港大学図書館管理を依嘱される 太平洋戦争の終結 創作詩『雅人 長詩』
2 旧知との再会・新たな交友
福原麟太郎との再会 波多野完治との交友 英才ぶりに驚嘆、小林英夫 江戸川乱歩に招かれる 心機一転 一高・東大の教壇へ 学会の創設 『エドガア・ポオ詩集』の刊行 島謹ぶし、独特のポー講義 『ポー詩集』以後 『翻譯文學』を上梓
『十九世紀英文学』の執筆依頼 芥川龍之介と外国文学
第五章 若くして美しい学問
1 比較文学研究の成果
新設された東大大学院比較文学比較文化課程 『比較文學』の刊行 東大比較文学会の発足 『比較文学研究』創刊 一つの到達点、『近代比較文學』 東大教授の任を離れて
2 比較文学研究の集大成
『日本における外国文学』 諸家の評 学会への復帰 パリ第三大学で日本文化を講義 ルグイとアンジェリエのふるさと イギリスの旅
第六章 ライフワークの完成へ
1 「フランス派英文学研究」の四部作
フランスの英文学者カザミヤンを知る 連続講義「フランス派英文学研究」 『ルイ・カザミヤンの英国研究』 ルグイの英文学研究
2 教え子たちに囲まれて
顕彰 旅と読書の想い出 感謝の日々 遺作の刊行
引用・参考文献
あとがき
島田謹二年譜
島田謹二著書・訳書・編者・共編・監修等一覧
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