孫たちへの証言 第33集
- サブタイトル
- 新時代『令和』へ託す平和への願い
- 編著者名
- 福山 琢磨 編集・制作/上野 真悟 編集・制作
- 出版者
- 新風書房
- 出版年月
- 2020年(令和2年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 274p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/F85/33
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
体験編
◆第一部 国内での体験
東洋工業で体験した原爆の日のこと(広島市・縫部栄子)
長崎で多くの負傷者に埋まり、直接熱射受けず助かる(宮崎市・高塚衛)
出水の海軍航空隊整備兵で「九死に一生」を三度得る(高知市・大久保覚)
十四歳で海軍二等兵だった私の戦争(静岡県藤枝市・大石容一)
下着を着ていた女子が男の先生に殴られた恐怖(京都府宇治市・足立恭子)
父出征後の新聞販売店を守った母、片肺に(大阪市・中野二三子)
「東洋英和女学院」の英の字が「永」に(静岡県三島市・栗原たつ子)
学童集団疎開で、寂しさと、ひもじさ味わう(埼玉県ふじみ野市・石山皓一郎)
やっぱり「届かなかった〝あの〟場所」(静岡市・中村宏)
東京大空襲、学校の防空壕に入れず、助かる(福島県いわき市・清水忠造)
あの東京大空襲から家族を守った父の姿(千葉県船橋市・桜井広治)
大阪大空襲後の市内を歩き、自宅で母に会う(大阪府豊中市・伊藤裕康)
二上山麓から目にした燃え上がる阿倍野周辺(大阪府太子町・森井淳吉)
神戸空襲、焼け残った家財積み父の郷里へ(奈良市・尾崎惠津子)
忘れ得ぬ神戸空襲の「あの日、あの時」(香川県三豊市・吉田美紗子)
今治大空襲、家の前を避難民の行列が続く(愛媛県今治市・八木一堯)
富山大空襲、避難した群衆の中に姉見つけ抱き合う(富山市・嶋作恭子)
母の涙と無念の心も引き継ぎ頑張る(沖縄県浦添市・手登根光子)
実家は寺で軍隊駐留 隊長にのらくろ描いてもらう(熊本市・本山冨美子)
忘れ得ぬ昭和二十年前後~私の小さな戦争体験(熊本県玉名市・森髙清)
神社で玉音放送聞くとみな無表情だった(宮崎西都市・横山忠雄)
国民学校二年で「教育勅語」はこうして覚えた(大阪府豊中市・山内研治)
「ゴマすり」、軍隊式の集団疎開を体験させられる(千葉県習志野市・安原照雄)
父が校長で転校、私も転校し集団疎開する(大阪府箕面市・椿明子)
戦争で疎開に振り回された私の青春(静岡県浜松市・今村怜子)
集団疎開で福島へ行き、縁故で青森へ(兵庫県芦屋市・中村祐子)
「集団疎開」で忍耐力など学ぶ(名古屋市・河井善三郎)
学童集団疎開「泣いたらあかん」と言われたのに泣く(岡山県津山市・吉田淑子)
豊川海軍工廠で第一次女子挺身隊として働く(奈良県橿原市・背戸タツヱ)
七十五年前の左膝を取り戻したい(栃木県壬生町・鈴木明子)
班長の家族六人が防空壕で焼死される(大阪府羽曳野市・松崎貞憲)
憧れの女学校に入るも軍需廠へ動員の日々(愛媛県今治市・加藤美知子)
◆第二部 国外での体験
ニューギニアで衛生兵として闘うも無惨(香川県三豊市・政本道一)
私が「大連引揚者」の証明に七十年(茨城県ひたちなか市・本田慶喜)
「軍隊は運隊なり」私の幸運な出会い(岡山市・久保正)
三井農林海外要員として入社、現地召集後も麻の畑開墾(鹿児島県姶良市・坂上多計二)
実は情報将校だった「英語教師」(東京都・廣繁喜代彦)
◆第三部 亡き人たちの証し
〝走り続けた兄〟二十二年の生涯(岡山県真庭市・池田義)
父は軍医で出征するも戦死、母は戦後滋賀で開院(滋賀県犬上郡・大辻喬夫)
多くの犠牲の上に今日在ることを語り継ぎたい(岡山市・岡﨑節子)
父戦死、母再婚せず私を育ててくれる(静岡県焼津市・村松洋一)
グラマン機銃掃射、二人の学友の死を語り継ぐ(滋賀県東近江市・久田政男)
戦争は人を殺させ、人間の心を踏みにじる(三重県伊賀市・松原美省)
父眠る島、徳之島へ慰霊塔建立(香川県さぬき市・上枝志鶴代)
◆第四部 特別編
呉海軍工廠水雷部で回天の部品作る(京都市・緒方久和子)
「回天」六基を搭載し出撃した伊三十六潜水艦(兵庫県姫路市・立花保夫)
「軍艦足柄」撃沈されるも、積荷の酒樽で生き延びる(島根県飯南町・難波和夫)
死の恐怖をはらむ大音響の正体は何だったのか(東京都・平井喜郎)
学校が突然兵舎になり、私たちは勤労奉仕に(高知県佐川町・信吉貴美子)
御堂筋が「火の川」になった日のこと(大阪市・吉川久美子)
ぬぎ捨てたシャツに機銃の穴二つ(大阪市・黒瀬杲)
関東軍は我々を見棄て、私は李さんに助けられた(大阪市・河嶋時行)
ミズーリ号へ激突死した石野兵曹の慰霊祭に参加(大阪市・森隆澄)
伝承編
◆第一部 国内での体験
母子の愛に機銃掃射免れ、命を繋ぐ(奈良県生駒市・法蔵美智子)
飢餓と特攻で早逝した五人の従兄を想う(兵庫県宝塚市・柴田敦子)
〝戦中生まれ派〟─きれいなままの防空頭巾(大阪府箕面市・川口祥子)
敗戦後、熊本を襲撃したグラマン(東京都・大沢寛行)
未来に残す戦争の体験談(兵庫県芦屋市・秋山三千代)
父、三度目の「赤紙」で出征するも生還(大津市・下村勉)
〝山奥での戦争〟空から落ちて来た米兵(熊本県大津町・吉田千喜代)
和歌山大空襲、業火が全てを焼き尽くす(和歌山市・永原瑞子)
青春を母の看病に捧げた義母、心から平和を願う(山梨県南巨摩郡・青木道子)
被弾した足を切断、生きる気力失う(さいたま市・梅田秀雄)
◆第二部 国外での体験
危機一髪を体験した父のインパール作戦(奈良県大和高田市・辰巳政司)
父はグアム島で戦死、母は無理が祟り肺結核に(兵庫県加古郡・笠井剛州)
◆第三部 亡き人たちの証し
残された戦記から浮かび上がる祖父の姿(鳥取市・福壽みどり)
「靖国神社の父は神様」と教えられ亡き父の夢を見る(和歌山市・熊代和子)
インパール戦で戦病死した伯父が残した四冊の日記(宇都宮市・鈴木和子)
父からのカタカナ書きの手紙(愛媛県今治市・藤原守幸)
終戦後の事故で亡くした長男想い慰霊碑を建てる(高知県吾川郡・田村秀子)
戦後七十余年を過ぎて、亡き父と母を知る(静岡県藤枝市・塚本眞人)
◆第四部 戦後、それからの私たち
忘れられない写真と二十四の瞳の紙芝居(香川県小豆郡・森崇)
「平和の鐘を鳴らそう」歌詩作り合唱(岡山県倉敷市・岡部学)
◆第五部 特別編
特攻隊の誘導、途中でエンストし命落とす学生や哀れ(栃木県鹿沼市・大牧昭夫)
医師として刈り出された父の語る原爆(静岡県藤枝市・富永敦子)
哈爾濱学院25期生、南寮退去前後のことども(大阪府羽曳野市・横山享)
あとがき(福山琢磨)
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