大陸征記　下巻

Ⅴ　行軍
橋頭堡脱出／惨たり、中条山越え／下段村の戦闘／運城にて／運城より聞喜まで／候馬鎮より臨汾まで／臨汾より洪洞まで／洪洞より霍縣まで／霍縣より介休まで／介休より平遙まで／平遙より祁縣まで／祁縣より大谷まで／大谷より源渦鎮まで／源渦鎮にて
　
Ⅵ　北合流警備
北合流へ／編成替え／食糧問題／鉄路巡察／秋田杉・三縣人・東北ことば／部下の横顔／ついに鉄路破壊さる／寒中渡河作戦／大会食／魚釣り／中隊長会同／オヤジと自分／中央軍来たる／雁撃ち／陽泉へ
　
Ⅶ　陽泉駐留
陽泉にて／下白泉へ／中隊長負傷／山中孤城の生活／陣地と地形／冬の夜話／復員の夢／孤城の一日／軽迫／連絡者／城下町／煙草とパイプ／山と空／雪／嫁入り行列／危機一髪／陽泉へ
　
街の生活
新しい部屋／病院／正月準備／街／非常呼集、応急派兵／大演藝会／正月／兵営風景／週番士官／街の巡察／二つの民族／当番　中津山／大隊一の当番／中隊長退院／処罰／山は呼ぶ
　
再び山の生活
二度目の正月／無線機故障／服務規定／憐れな驢馬／姑娘／村岡の冬の夜話／酒造り、納豆造り／陣中閑あり／山西軍との重複勤務／誘惑／八路民兵／共産軍というもの／敵の声／豚を殺す／下白泉よさらば
　
再び街の生活
陽泉にて／ある晩のこと／陽泉国民学校へ／工藤兵長を送る／支那人／雪の夜の巡察／復員準備／再び西兵舎へ／馬／将校長屋の人々／再び国民学校へ／弱兵輸送／中隊長／鬼武山／オヤジと別れる／酒というもの／小隊／中津山を送る／大芝居／分離復員／兵器を棄つ／
赤十字病院へ／最後の一週間
　
Ⅷ　復員
さらば陽泉／列車生活／天津にて／塘沽へ／祖国一路／海上生活五日間／緑の日本／別離／敗軍の将
　
後記
追記〔中津山に捧ぐ〕
おわりに