大陸征記 上巻
はじめに 『大陸征記』刊行にあたって(北村龍)
著者凡例
編集部凡例
『大陸征記』執筆にあたって
『大陸征記』正編 序
『大陸征記』続編 序
『大陸征記』序
Ⅰ 初年兵教育より石門予備士官学校ヘ
入営近し/出発(昭和一八年一〇月三一日)/別世界に入る/面会/出動近し/出動/いよいよ大陸へ/大陸への第一歩/万里の長城を越えて蒙疆へ/豊鎮の中隊へ帰る/初年兵一期の教育始まる/酷寒との闘い/命課布達式/正月/毒ガス防護教育/雑巾水を飲む/
寒冷地獄の中で/猫の目になる/墓地/甲種幹部候補生となる/兄の死/教育終了近し/新兵教育終わる/石門予備士官学校へ
Ⅱ 石門予備士官学校・見習士官へ
恨みは深し、脚気入院/石門陸軍病院/退院/石門予備士官学校/食べる楽しみ/耐熱訓練/熱糧食/昆虫と人間/訓練即戦闘/米軍戦闘機の活躍/対空射撃訓練/戦闘機対地射撃の見学/対戦車肉迫攻撃/トーチカ肉迫攻撃/陣地構築/夜間演習/対八路軍戦闘法/戦闘射撃/
戦跡見学/電流鉄条網の悲劇/迫りくる中共軍の脅威/スカラベ/伝染病/偽装と迷彩・防音装置/対米軍戦闘法/石門近郊の農村風景/ウサギ狩り/最後の試練/交換教育/航空隊見学/任官/転属命令/再び冬の厚和へ/またもや冬の厚和/一ヵ月の見習士官集合教育/
厚和を見直す/いよいよ前線中隊へ(山西の旅)/運城の春(前線司令部のある都城)/三路里の渡辺隊へ(初めて馬に乗る)
Ⅲ 実戦部隊勤務 ついに陜縣橋頭堡へ
渡辺隊での生活/水頭鎮鉄道警備隊へ/行きつくところは陜縣橋頭堡/生還不期の旅へ/陜縣へ/陜縣の生活/伊東隊へ
Ⅳ 陝縣橋頭堡
新しい中隊/原店へ/大営警備隊へ/新しい部屋/重複勤務/最初の敵襲/分遣隊家族/陣地と辺りの地形/特務機関/編成替え/附近地形地物の戦術的価値/曲者、蔡勤/土匪/泰と謝/また原店へ/朝寝、鶏事件/中隊生活さまざま/大隊の威力偵察
陝縣橋頭堡粛清作戦
凄惨なる河南前線/中隊主力出撃/籠城戦/救援部隊到着/偏口陣地との連絡/戦い止んで盛夏到る/原店へ帰る/迂廻突入/補充兵
岔官作戦(岔道口・官道口攻略作戦)
中隊勤務/威力偵察/教育隊大営北門へ/風腥き新戦場/空襲/間稽古教育/新店攻撃/陣地構築/教育終了/第一回黄村勤務/中隊にて/連続六回出撃/ばんざい、黄村分遣隊実現
黄村分遣隊
出発の朝/建設計画/建設戦/分遣隊風景/索敵/西塞の捜索/慰問袋/大食堂/劉永慶と蘆墜子/李家塞の捜索/中津山/豊山/勅諭奉読式/最初の帰隊/編成替え/あぶないいたずら/ラッパ手 豊山/河南は楽し夏の頃/分遣隊長会同/射撃競技会/池田と中津山/大饗宴/
黄村生活最後の一日/忘れるなこの日/陣地を棄つ/新編成/五中隊との連絡