図書オオサカ ジジ シンポウ ノ ケンキュウ000067753

大阪時事新報の研究

サブタイトル1~10
叢書パルマコン 05 「関西ジャーナリズム」と福澤精神
編著者名
松尾 理也 著
出版者
創元社
出版年月
2021年(令和3年)7月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
405p
ISBN
9784422202976
NDC(分類)
070
請求記号
070/Ma85
保管場所
閉架一般
内容注記
博士論文『「関西ジャーナリズム」の歴史社会学的研究:『大阪時事新報』を中心に』(京都大学,2021年提出)をもとに、改稿、修正をくわえたもの 『大阪時事新報』「関西ジャーナリズム」関連年表:p374-379 参考文献一覧:p380-397
和書
目次

はじめに 関西ジャーナリズムの系譜学
「勝ち組」バイアス
「外部」の揺らぎ
新聞の没落
 
序章 実業の都と福澤精神
時事新報―「日本一」の高級紙
大阪時事新報―福澤精神を西に
「悪役」大阪紙
規範としての「市民感覚」
 
第一章 大関西圏構築の夢―帝国を疾駆する「汽車博」
新聞の量的拡大と東西相互進出
三つの汽車博
「関西」の広域性
その他の移動博
「特殊の発達」始まる
 
第二章 夕刊発行と時間軸の拡大―化け込み記者・下山京子
明治末期大阪の新聞界
婦人記者、下山京子
「化け込み」取材
大阪ゆえの革新
 
第三章 リベラルな場としての大阪社会部―主義者・難波英夫
「社会部」という世界認識の方法
理想と正義を求めて
リベラルなジャーナリストたちの培養土
 
第四章 距離を埋めるテクノロジー―「東京電話」
コミュニケーション・テクノロジーの発達
日比谷焼打事件
排日移民法報道
関東大震災と「声の文化」
 
第五章 福澤精神の射程―主筆・土屋大夢がみた大衆
大衆社会と「大大阪」
大正後期時事、大阪時事と福澤精神
土屋元作の人物と生涯
パーソナル・ジャーナリズムの終焉
 
第六章 〝二流紙〟の日本主義―「メディアと戦争」異聞
昭和初めの大阪とメディア
日本主義化と下降プチブル
ふたりのベストセラー作家
「最後の羽ばたき」
 
第七章 「地方」の動員―新聞統合と大阪新聞の誕生
都市と地方
ロンドン・タイムスをつくれ
新聞統合―その「公」と「私」
 
第八章 よみがえる大阪時事―戦後の復刊
原点としての占領期
時事、大阪時事復刊
広域紙としての大阪時事―GHQ資料から
墓碑銘
 
おわりに 規範論を越えて
「関西ジャーナリズム」の読み替え
「小文字の政治」と福澤精神
対話へ
 
あとがき

『大阪時事新報』「関西ジャーナリズム」関連年表
参考文献一覧
人名索引