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実録占領下の官公労争議と給与

サブタイトル1~10
大蔵省給与局長の回想
編著者名
今井 一男 著
出版者
財務出版
出版年月
1983年(昭和58年)9月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
589p
ISBN
4879360147
NDC(分類)
366.66
請求記号
366.66/I43
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

まえがき
終戦直前の惨状と阿南陸相の自決
終戦・デマ・地下暴落。インフレにならぬと啖呵きった石橋湛山
戦犯摘発始まる。官房長の起源と宮中席次
大蔵省明け渡し。「米つき、手製煙草、鰹節けずり
軍票阻止と津島蔵相
戦略爆撃調査団とパージ指令
財政学者の戦後処理方策
財産税、サラリーマンは筍生活、農家は尺祝
私は宝くじを発案した。特急「つばめ」の一等車で出張
続・宝くじ。貴族院の殿様ぶり
やみ市繁昌と月給五百円ぽっきり
胃かいよう談義
官公労主導の先鞭。療養中の読書三昧
給与局の初仕事―革命的改訂を実施
食糧難、住宅難、通勤片道五時間
インフレと労働運動と給与
蔵相石橋湛山。電産争議
全官公庁労働運動と次官会議と吉田総理
吉田総理の知られざる功罪
二・一ストをめぐる秘話
政府、中労委、組合、舞台裏の攻防
ゼネスト回避に末弘会長のねばり。池田邸で禁断の美酒
ゼネスト前夜の緊迫下苦手な裏工作を試みる
最後の団交決裂、政府声明の起草を仰せつかる
マックアーサー司令官のスト禁止命令でる
ゼネスト中止後の労使のセレモニー
大平課長(後の総理)が池田主税局長(後の総理)の大蔵次官就任に直言
年俸相当額にもなる各委員会手当をバッサリ全廃
木村法相の手形で給料支払い。華族に退職金はもっての外
給与局第三課長大平正芳の活躍ぶり
ゼネスト収拾後の若干の問題
片山哲内閣成立、石橋さんのお別れパーティ
今も胸痛む公団幹部の有罪
すいとん・スフ・銀しゃりの時代
月給支給日の繰上げのごまかし
行政調査部は結構仕事をしている
栗栖蔵相時代と料飲禁止法違反と大蔵省の火事
池田勇人大蔵次官時代と一、八〇〇円ベース
二・八ケ月分支給をめぐり閣議決定をひっくりかえす
二、九二〇円ベース決定までの経緯
片山内閣の潰れた真相
職階制とフーバーの公務員法の原案
職階制の模索
職名課長補佐の「補佐」が尾をひく、新給与実施本部設置のうごき
二、九二〇円ベースをめぐり全逓の猛反撃。フーバー調査団の人事院設置と職階制の導入
新憲法施行日、三連休を富士壮ですごし、政府職員団体交渉法案をでっちあげた
政府職員団体交渉法案はG・H・Qキレンに褒められたが幻の法案となった
官公労の労働運動に決定的方向を与えたマックアーサー書簡
未復員者給与法を裏工作で見事ものにする
判、検事の給与、身分で大もめ
行政職第一の俸給表になじまぬ警察、税務の官職の格付けに問題
特定郵便局の給与
定点観測船に体よく乗せられた
宮内庁には面喰った。雅楽部、鷹匠から皇室にも財産税
偉そうな職名に格上げ、気の毒な格下げもあった。大蔵省給与局長よりむつかしい局長ポストはあるか
国家公務員法はあまりにもあっさりきめられた嫌いがある
職階制の専門家フーバー
人事院給与勧告第一号六、三〇七円ベースとその決定経緯
続・人事院給与勧告第一号六、三〇七円ベース
泉山三六蔵相のキッス辞職。佐藤栄作官房長官
G・H・Qフーバー指令――公務員の勤務時間週四十四時間――
石炭手当を調整手当と擬装したがばれる
G・H・Q指摘のヤミ給与問題
公労法の制定と公共企業体化
預金部資金局時代の大平正芳君と麻雀
共済組合法は大平君の努力のたまものだ
「自慢しない」「愚痴をこぼさない」「他人の悪口を言わない」の大平君は人徳があった。仕事は独断専行だが、結果はよかった
現在の共済組合連合会の真の創設者は大平君だ、その手品は陸軍施設の接収にある
長尾病院、谷町荘、若松病院等の接収
共済組合連合会の宿泊所、保養所づくり
大平正芳給与局第三課長の勤務ぶり