新聞が見つめた沖縄
はじめに
Ⅰ 新聞が見つめた沖縄
序章
「時代」と歩んだ新聞 沖縄戦・米軍統治の下で
戦前・戦中期 戦意高揚の沖縄新報/戦後初期 軍政下の新聞復刊/50年代初期 「解放軍」に見た夢/50年代半ば 「民意」を選択した新聞/新聞研究 「権力への迎合」/祖国復帰 「差別と疎外」の時代へ
県民と歩む地方メディア
1989年 昭和天皇の死去報道/1995年~ 全国紙と地方紙の温度差
戦後史を土壌に「抗う新聞」
1971年・95年 二つの事例から/不連続性とナショナリズム
Ⅱ 沖縄の現場から―メディア・憲法・安保
追悼・玉野井芳郎 自然と共生する地域主義
SSDⅢ・同行異聞 ワシントン・アーリントン墓地にて
地域にあっての天皇報道―沖縄の現場から―
復帰20年「本土化」のなかで―進む自然破壊
天皇沖縄へ 敬語を限定、自前の用語で
沖縄ジャーナリズムに見る憲法と安保
はじめに―琉米親善:協調から批判へ―/1章 「歴史の峠に立ちて」―祖国との分離―/2章「憲法」との出会い―改憲への危惧―/3章 日米安保の登場―「悲願」実現とともに―/4章「歴史の転換のなかで」―安保との対峙―/5章 「現在の歴史の時点で」―平和憲法への期待―/おわりに
憲法議論と新聞の役割―切り離せない沖縄の視点と体験―
Ⅲ 沖縄の選択―基地問題
沖縄の選択1 五十年目の異議申し立て
沖縄の選択2 普天間返還合意 基地機能は維持・強化
沖縄の選択3 県民投票と代行応諾 「沖縄問題」第2ラウンドへ
一九九七年の沖縄
沖縄の選択4 特措法改正 沖縄無視した「沖縄国会」
沖縄の選択5 自立論の行方 沖縄戦後史を射程に
沖縄の選択6 知事の決断 沖縄平和主義の帰結と課題
沖縄の選択7 県知事選 振り子は動いた
沖縄基地問題の変遷と日米安保体制
米軍再編と沖縄 削減への期待ばかりではない
Ⅳ 「実相」を語り継ぐ―沖縄戦
マラリアの悲劇 波照間島
鉄の暴風から40年 宮古・南静園
沖縄にとっての日の丸・君が代
教科書裁判で争われた「軍の虐殺」
沖縄の想い”刻む” ルポ・平和の礎除幕
沖縄の六月二十三日
社説 10・10空襲 いまに続く「戦時下の空」
あとがきにかえて
『新聞が見つめた沖縄』関連年表