鈍色の戦後
- サブタイトル
- 芸術運動と展示空間の歴史
- 編著者名
- 辻 泰岳 著
- 出版者
- 水声社
- 出版年月
- 2021年(令和3年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 353p
- ISBN
- 9784801005396
- NDC(分類)
- 702
- 請求記号
- 702/Ts41
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 年表:p303-336
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
本書の背景
芸術運動は展示空間にどのようにあらわれたのか―本書の視座
目的と方法
本書の構成
第一部 伝統―鈍色の足場
第一章 占領下のアントニン・アンド・ノエミ・レーモンド―「Japanese Household Objects」展(一九五一年)
1 はじめに―文化の外交
2 わたしはカーペットバッガーではない
3 ロックフェラー三世の報告書と外交の視覚化
4 フィリップ・ジョンソンの企図と八木一夫の花器
5 リーダーズ・ダイジェスト東京支社の「現代日本陶磁展」
6 おわりに―わたしたちのモダニズム
第二章 方法としてのディスプレー―国立近代美術館とその会場(一九五二年)
1 はじめに―会場の設計
2 国立近代美術館という施設(インステイテユーシヨン)
3 芸術の総合―特別展のディスプレー
4 展示空間の中の「現代の眼」
5 おわりに―おぼつかなさ
第三章 丹下健三と岡本太郎による壁画の設置―「メキシコ美術展」(一九五五年)
1 はじめに―伝統をめぐる論争
2 「メキシコ美術展」の会場
3 壁画―建築物と絵画の接平面
4 柱と梁の政治学
5 おわりに―伝統の調合
第二部 デザイン―鈍色の議場
第四章 浜口隆一とアーサー・ドレクスラーの交錯―「二〇世紀のデザイン」展(一九五七年)
1 はじめに―デザインと功罪
2 「Good Design」展
3 グッドデザインコーナー
4 「二〇世紀のデザイン」展および「20th Century Design」展
5 おわりに―巡回するデザイン
第五章 メタボリズムの場景(シーン)―「Visionary Architecture」展(一九六〇年)
1 はじめに―ワールド・デザイン・カンファレンス
2 リージョナリズムをめぐる議論とその受容
3 「Visionary Architecture」展の目玉
4 ヴィジョナリー・アーキテクチャーとしてのメタボリズム
5 自国をいかに表すか
6 Too Far East is West
7 おわりに―極東の絵図
第三部 環境―鈍色の広場
第六章 百貨店のインターメディア―「空間から環境へ」展(一九六六年)
1 はじめに―エレクトロニクスを手の物に
2 選取見取―「空間から環境へ」展の会場
3 テクノロジーをどのようにとらえるか
4 おわりに―見えない共同
第七章 大阪が学んだこと―モントリオール万国博覧会(一九六七年)
1 はじめに―冷戦下の博覧会
2 時代遅れのパビリオン
3 モントリオールの環境芸術―磯辺行久
4 拡張する幕(スクリーン)と映写(プロジエクシヨン)―坂根厳夫
5 インヴィジブル・モニュメントとしてのお祭り広場
6 なぜExpoにゆくのですか
7 おわりに―次なる里程標
むすびにかえて
注
公刊されていない資料
年表
索引
あとがき
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