辻政信の真実
- サブタイトル
- 小学館新書;401 失踪60年-伝説の作戦参謀の謎を追う
- 編著者名
- 前田 啓介 著
- 出版者
- 小学館
- 出版年月
- 2021年(令和3年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 446p
- ISBN
- 9784098254019
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Ts41
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 辻政信略年譜:p438-440 文献:p441-443
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに―「絶対悪」と「英雄」の狭間で
第1章 別れの予感―1961年の辻政信―
タラップにて/「ちょっと行ってくる」/出発前の異変/辻からの便り/「潜行三千里」のやり直しか/「中国入国」の可能性/「米軍による射殺」説も/残された家族の心労/現地捜索に向かった徹/「蘭を枯らさないように」
第2章 炭焼きの子に生まれて―1902年の辻政信―
山深き故郷/「北国ノ寒村」に生まれて/炭焼きの息子/浄土真宗の道場として/荒谷小の二宮尊徳/高等科へ進学/陸軍地方幼年学校へ/官報で分かった辻の成績順位/炭焼きで学費を捻出した父/家族の期待を背負って
第3章 「反骨」の萌芽―1917年の辻政信―
白髪になった幼年学校時代/堅物すぎる「鉄ちゃん」/語り継がれる陸士時代の逸話/五箴/試験官に啖呵を切った陸大受験/結婚/陸大卒業
第4章 不死身の中隊長―1932年の辻政信―
初陣/不死身中尉/「時の人」から参謀本部員へ/士官学校中隊長に異例の起用/陸軍士官学校事件/水戸から関東軍へ/建国大学設立と張作霖の葬儀/「盧溝橋事件」勃発
第5章 転戦し続ける「神様」―1939年の辻政信―
ノモンハンという〝地獄〟/事件前夜/関東軍を引っ張る最年少参謀/タムスク爆撃でも最前線/「役に立つ男」/「派遣軍将兵に告ぐ」布告/台湾への異動と南方作戦立案/マレー作戦/「作戦の神様」の光と影/華僑虐殺の真相/再び最前線へ/ガダルカナルの死闘/
苦悩する川口少将/撤退の決断と「にがい記憶」/そしてまた中国へ/蔣母の法要/ビルマ戦線/戦場においてなお
第6章 語られざる潜伏生活―1945年の辻政信―
終戦前夜のバンコクで/8人の「僧」/迫る英軍の手/蔣介石政権のために/「北京大学教授」として帰国/潜伏生活を伝える新証言/三原の山寺で/「至誠一貫人」/『潜行三千里』誕生の経緯/戦犯指定解除/ベストセラー連発の裏で
第7章 政界という名の戦場―1952年の辻政信―
兼六園での3万人講演会/衆院選に電撃出馬/家族が支えた狂乱の選挙戦/トップ当選の波紋/元軍人の家族を支えるということ/『潜行三千里』映画化構想/訪ソと三品との再会/「反・岸信介」闘争/川口との対決/服部卓四郎の死/左翼学生たちを世界旅行へ/
全学連リーダーとの対話/あだ名は「サンショウウオ」
第8章 「失踪」の真実―再び1961年の辻政信―
残されていた外交文書/激動のラオスに潜入/水先案内人「赤坂ロップ」/外交文書から辿る足跡/飛び交う潜行情報/旅立つ理由/池田のための視察/死を覚悟していたのか/死生観/「人生の付録」/銅像となった辻政信
おわりに―負け戦と分かっていても
略年譜
主要参考文献
人名索引
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