記憶を拓く
- サブタイトル
- 信州半島世界
- 編著者名
- 信濃毎日新聞社編集局 編
- 出版者
- 信濃毎日新聞社
- 出版年月
- 2021年(令和3年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 237p
- ISBN
- 9784784073832
- NDC(分類)
- 319
- 請求記号
- 319/Sh59
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 年表あり 文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
プロローグ
第1部 金メダリスト孫基禎
2人を結んだ祖父の軌跡/孫に過去を語らぬ「英雄」/球児の凱旋に重ねた未来/湖畔は遠のき 失意の帰郷/胸の日の丸を隠した月桂樹/この国の息子が奪われた/共に進める相手が白馬に/道を奪われ利用された名声/思いに近づいた4時間半/「平和」胸に走り継げれば/
識者に聞く①
第2部 動員者たちの名簿から
関連資料(新聞紙面、地図)/実態証言 残された猶予は/生存者を捜す韓国の研究者に同行/手掛かりはまた途絶えた/同化の背後に浮かぶ差別/初めて出会えた松代の生存者/「長野」語る無邪気な表情/「山の、雪の降るところ」で聞いた爆発音/
戦時中に日本で生まれた2人/流産した母 拒まれた手術/祖国からも「捨てられた」/渡日の背景 個々で複雑に/壁に落書き「相天」の故郷を訪ねて/形を失う 証言集めた思い/壕の闇 よみがえる父の姿/識者に聞く②
第3部 歴史は邪魔もの?
韓国の「いま」若者を魅了/K-POP「憧れの世界」/娘の夢「国の問題とは別」/K-POPコース授業に韓国近現代史/日韓問題「知っているが」/留学生と少しずつ語り合う日韓問題/友と意見をぶつけ合いたい/留学プログラムで飯田の高校へ/
「お父さん」の問いに緊張/痛くても互いに顔を合わせて/識者に聞く③
第4部 境界のひとびとへの視線
長野の弁護士に全国から「懲戒請求書」の束/ブログ内容 真偽なんて・・・/普通の中高年に「充実感」/現実を脅かすネットの扇動/対話して理解「希望捨てぬ」/友との出会い「祖国に色」/応援の声は国籍を超えて/東京大空襲を生き延びた在日2世/
交錯する朝鮮籍への感情/日朝関係に揺さぶられる在日社会/韓国の若者にとっての兵役/「えっ、兵役?」友人の驚き/識者に聞く④⑤
第5部 断絶が覆う世界に
ウイルス 若者の交流阻む/顧みられぬ根絶への業績/奇病感染地域に差別の目/占領下で悲願の撲滅へ指揮/日本の協力 待っていた壁/住民の不信感 重ねた配慮/「一番近くの国」築いた絆/証言 手を取り合い後世に/立ちはだかる戦争の歴史/
もがいた研究の歴史に希望/識者に聞く⑥
第6部 ナショナルを超えて
韓国で震災映画を公開した佐久出身在日3世/未来の関係 言葉が手助け/直接の証言 残して伝えたい/日韓対立でも続ける交流/テーマは「平和」共に行動/エピローグ
国を超えて人々と関係を結ぶ 五つの出発点
インタビュー
あとがき
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