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真説日本左翼史

サブタイトル1~10
講談社現代新書 2620 戦後左派の源流1945-1960
編著者名
池上 彰 著/佐藤 優 著
出版者
講談社
出版年月
2021年(令和3年)6月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
229p
ISBN
9784065235348
NDC(分類)
309
請求記号
309/I33
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
 
序章 「左翼史」を学ぶ意義
議論の準備① 左翼とは何か?
なぜいま「左翼史」なのか
友愛を取り戻すための「左の教養」
「リベラル」と「左翼」は対立的な概念
忘れ去られた「左翼」の定義
戦後左派が一貫した「反戦平和」
左翼の悲劇を繰り返さないために
議論の準備② 共産党とは?社会党とは?
共産党と社会党の違い
スクープ連発「赤旗」の正体
日本共産党は「革命政党」
共産党は「左翼社民」を嫌う
戦後左翼史の幕開け
 
第一章 戦後左派の巨人たち(一九四五~一九四六年)
GHQによる「非軍事化」と「民主化」
アメリカを「解放軍」とみなした共産党
『菊と刀』は共産党史観
左派の二大潮流=「講座派」と「労農派」
野坂参三「愛される共産党」の意図
野坂「スパイ疑惑」の検証
ソ連が「人民民主主義」を掲げた巧妙な意図
非転向を貫いた労農派の矜持
知識人に敬意を払う「弾圧の様式美」
宮本顕治はなぜ獄中黙秘したか
 
第二章 左派の躍進を支持した占領統治下の日本(一九四六~一九五〇年)
「逆コース」の時代
「寄り合い所帯」としての社会党
なぜ国のトップが「書記長」なのか
テロが歴史を変えた『風流夢譚』事件
社会党と共産党のユニークな憲法草案
「共産党的弁証法」という欺瞞的リアリズム
労働歌と軍歌の奇妙な共通点
共産党の失墜を決定づけた「二・一スト中止」
真相不明の「三つの怪事件」
コミンテルンの系譜
共産党の分裂=「所感派」と「国際派」
『日本の夜と霧』に描かれた五〇年分裂
毛沢東を模倣した「山村工作隊」
共産党は「五〇年分裂」をどう総括したか
 
第三章 社会党の拡大・分裂と「スターリン批判」の衝撃(一九五一~一九五九年)
社会党の国家観が反映された「平和四原則」
「血のメーデー事件」と朝鮮ビューローの謎
「社会党支持者」増加の背景
社会党の勢いに対抗した「五五年体制」
三池闘争で活躍した向坂逸郎
離合集散を繰り返す野党と労働組合
民社党とは何だったのか
「スターリン批判」の衝撃
理想の国が侵略した「ハンガリー動乱」
ハンガリー動乱が左派知識人を活性化させた
構造改革派の「天才マルクス兄弟」
中ソ対立の激化と毛沢東「七対三」の法則
スターリンの死が世界に及ぼした影響
 
第四章 「新左翼」誕生への道程(一九六〇年~)
社会党はなぜ安保反対運動を起こしたのか
新左翼を育てた「社会党の傘」
「新たな革命政党が必要である!」
「ローザ・ルクセンブルクに依拠」の意味
社会主義協会で対立した「釜炊き論」
学習指定文献があった社会主義協会
向坂逸郎の「革命家的」リアリズム
黒田寛一と「人間革命」の共通項とは
「目的が手段を浄化」する革命的暴力論
社会党に忍び込んだ「ボス交体質」
卓越した指導者だった宮本顕治
現在の社会党は「右翼社民」
内ゲバの時代へ・・・・・・
 
おわりに