男女共学の成立
- サブタイトル
- 受容の多様性とジェンダー
- 編著者名
- 小山 静子 編著/石岡 学 編著
- 出版者
- 六花出版
- 出版年月
- 2021年(令和3年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- vii,326p
- ISBN
- 9784866171401
- NDC(分類)
- 376.4
- 請求記号
- 376.4/Ko97
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 参考文献:章末
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 問題関心(小山静子)
一 ジェンダー問題としての男女共学/男女別学
二 本書の課題と内容
第Ⅰ部 別学校の存在
第1章 福島県における男子校の女子受け入れ―別学に戻った高校、共学化した高校(前川直哉)
はじめに
一 新制高校の発足と別学校の残存
二 男子校の女子受け入れと廃止
三 女子受け入れから共学化へ
おわりに
第2章 群馬県における男女別学と「男女共学」(小山静子)
はじめに
一 新制高等学校の成立
二 多くの男女別学校の誕生
三 男女が在籍する学校の誕生
おわりに
第Ⅱ部 単一の学校の共学化
第3章 北海道における小学区制と男女共学―札幌市内の公立高等学校三校を中心に(須田珠生)
はじめに
一 新制高等学校の発足
二 札幌市内の公立普通科高校における男女共学の全面実施
三 コース別クラス編成による男女共学の崩壊
おわりに
第4章 京都市内の公立高校生における男女共学観(和崎光太郎)
はじめに
一 京都市内の公立高校における男女共学の実施と高校新聞
二 旧制および再編前新制高校の時期
三 再編後から一九四九年度末まで
四 一九五〇年度以降
おわりに
第5章 男女比が極端に不均衡な男女共学―熊本市内の県立高等学校(小山静子)
はじめに
一 新制高等学校の誕生
二 小学区制の問い直し
三 男女共学の有名無実化
おわりに
第Ⅲ部 男女別定員を設けた共学化
第6章 男女比に大きな偏りのある男女別定員―東京都の男女共学(今田絵里香)
はじめに
一 男女別学制の新制高校の発足
二 一九四九年度の男女共学制
三 一九五〇年度の男女共学制
四 男女別定員の導入の背景
おわりに
第7章 男女生徒同数を目指した大阪府の男女共学制(土屋尚子)
はじめに
一 新制高等学校の成立
二 大阪府会における男女共学論
おわりに
第Ⅳ部 複数の学校の統合あるいは再編による共学化
第8章 青森県津軽地方における男女共学―県立青森高等学校を中心に(石岡学)
はじめに
一 津軽地方の高校における青森高校の位置づけ
二 『青高新聞』における男女共学の語られ方
三 『青高新聞』にみる男女共学の実態
おわりに
第9章 高等女学校の後継校が存在しない地域の男女共学―和歌山市の事例から(土田陽子)
はじめに
一 戦後の中等教育改革
二 男女共学制をめぐる議論とその実態
三 総合制・小学区制の崩壊/維持された男女共学制
おわりに
第10章 福岡県久留米市の高等学校再編成と男女共学(中山良子)
はじめに
一 新制高等学校の成立と男女共学をめぐる議論
二 高等学校再編成―男生徒の「犠牲」、女生徒の署名活動
三 男女共学のはじまり
四 福岡県下の「学区制の乱れ」と久留米市の自由区化
おわりに
第11章 鹿児島県下における男女共学制の定着―私立男子校新設による円滑化(日高利泰)
はじめに
一 県下の新制高校における共学化の経緯
二 『鹿児島県教育委員会月報』における男女共学をめぐる議論
三 私立男子校の新設
おわりに
終章 「男女共学」の百面相(石岡学)
はじめに
一 男女共学への転換あるいは男女別学の維持とその後の展開
二 新制高校の成立と変化の過程に潜むジェンダー
おわりに
あとがき(小山静子)
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