図書センゴ ケンポウガク ノ グンゾウ000067277

「戦後憲法学」の群像

サブタイトル1~10
編著者名
鈴木 敦 編/出口 雄一 編/赤坂 幸一 著/荒邦 啓介 著/江藤 祥平 著/西村 裕一 著/廣田 直美 著/守谷 賢輔 著
出版者
弘文堂
出版年月
2021年(令和3年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
vi,360p
ISBN
9784335358180
NDC(分類)
323
請求記号
323/Su96
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はしがき
 
序章 「戦後憲法学」とは何か
Ⅰ 戦後の日本の憲法学と「戦後憲法学」
Ⅱ 「戦後憲法学」の世代論
Ⅲ 大学と学会
Ⅳ 「戦後憲法学」の射程
 
第Ⅰ部 「戦後憲法学」の形成
第一章 「戦後憲法学」の誕生―「啓蒙」と「抵抗」
Ⅰ 「新憲法」の制定―「国体」と「革命」
Ⅱ 「伝統的憲法学」の継承―「啓蒙」と「註解」
Ⅲ 「戦後法学」の中の憲法―「抵抗」と「科学」
Ⅳ 複数の「抵抗の憲法学」
第二章 日本国憲法の「定着」をめぐって―憲法調査会と憲法問題研究会
Ⅰ 憲法調査会設置の背景
Ⅱ 憲法調査会と改憲問題
Ⅲ 憲法問題研究会と平和主義
Ⅳ 日本国憲法の「定着」をめぐって
第三章 「戦後憲法学」の多様化―戦後日本における「保守」憲法学の展開
Ⅰ 《「抵抗の憲法学」ではない憲法学》
Ⅱ 憲法学会
Ⅲ 比較憲法学会
Ⅳ 《比較憲法学》に基づく憲法改正論
Ⅴ 国家論なき憲法学への批判
Ⅵ 非復古的な憲法改正論
 
第Ⅱ部 「戦後憲法学」の担い手
第四章 「東大学派」の系譜―法と政治の間で
Ⅰ 基本情報
Ⅱ 「東大学派」とは何か
Ⅲ 「反東大」の憲法学
第五章 「京大学派」の系譜―理論と実践の交錯
Ⅰ 敗戦後の混乱の中で
Ⅱ 書斎派の本懐―親密圏と公共圏、統治機構改革
Ⅲ 憲法改革への着目
第六章 「理論憲法学」の再興―樋口陽一と立憲主義の復権
Ⅰ 七〇年代という時代―「近代=西欧の超克論」の再来
Ⅱ 七〇年代憲法学の知的風景―憲法科学とイデオロギー批判
Ⅲ 社会科学の方法論―マルクスとウェーバー
Ⅳ 七〇年代主権論争・序論
Ⅴ 高橋幸八郎の市民革命観
Ⅵ 講座派と日本特殊論
Ⅶ 近代立憲主義者としての樋口陽一
Ⅷ ミカン箱の上で
 
第Ⅲ部 「戦後憲法学」の舞台
第七章 「戦後憲法学」と平和主義―九条という「主戦場」
Ⅰ 戦後憲法学と憲法九条
Ⅱ 憲法九条の誕生
Ⅲ 再軍備過程と講和をめぐる問題
Ⅳ 講和条約発効後の九条学説
Ⅴ 全国憲法研究会の発足―戦後第二世代と「抵抗の憲法学」
Ⅵ 国民意識の変化と九条学説の新たな動き
Ⅶ 政治的決着と拡大する自衛隊活動
Ⅷ 九条学説はどこへ行くのか
資料 全国憲法研究会発起人一覧(一九六五(昭和四〇)年四月二五日)
第八章 「戦後憲法学」の死角―沖縄、マイノリティ、アジア
Ⅰ 「九条=安保体制」の下での沖縄
Ⅱ マイノリティ
Ⅲ 「戦後憲法学」とアジア
Ⅳ 植民地主義の克服に向けて
終章 これからの憲法学を考えるために
Ⅰ 「戦後」から遠く離れて
Ⅱ 「戦後憲法学」の現在地
Ⅲ 過去を識り、未来を展望するために
 
人名索引