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戦後日本の「革新」勢力

サブタイトル1~10
抵抗と衰亡の政治史 Minerva shobo librairie
編著者名
及川 智洋 著
出版者
ミネルヴァ書房
出版年月
2021年(令和3年)6月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
xii,288,21p
ISBN
9784623091096
NDC(分類)
312
請求記号
312/O32
保管場所
閉架一般
内容注記
博士学位請求論文「戦後革新勢力の対立と分裂」(法政大学,2018年)を大幅に加筆修正したもの 引用・参考文献:p275-284 戦後「革新」勢力関連年表:巻末p8-21
和書
目次

まえがき
 
序章 革新政党の消長と支持基盤の構造
1 革新前史―「民主勢力」から「革新」へ
2 仮説―社会党の現実化を阻止した共産党
3 革新政党および支持基盤の勢力推移
4 政党システムの国際比較
 
第Ⅰ部 革新勢力の分裂と停滞
第1章 社会党の長期低落―一九五五~六九年―
1 民社党の分裂と六〇年安保
2 社会党の衰退要因―社民政党への転換に失敗
3 「構造改革論」の蹉跌
4 派閥抗争と凋落―一九六九年衆院選の大敗まで―
第2章 「革新」と「社会民主主義」との格差
1 総評の黄金期と労働運動の変容
2 革新自治体と福祉国家
3 非武装中立と七〇年安保
第3章 高度経済成長と多党化―公明党の登場、一九六九~七二年―
1 都市への「社会的移動」で急伸した公明党
2 言論出版妨害問題と野党再編構想
3 公明党・民社党の合併案から「社公民」路線まで
第4章 共産党拡大と「革新連合政権」構想―一九七二~七五年―
1 復活した共産党―組織と活動の強み
2 自民党の行き詰まりと革新連合政権構想
3 創価学会・共産党の協定と破綻
 
第Ⅱ部 革新勢力の溶解から衰滅まで
第5章 保守の変容と労働運動の衰退―一九七五~七六年―
1 保守知識人の台頭と新自由主義の萌芽
2 スト権ストの挫折と官公労の退潮
3 反共色を強める民社党
第6章 「革新」と「中道」の分裂―一九七六~八〇年―
1 社会党の再分裂と社会主義協会の規制
2 公明党・民社党の脱「革新」
3 社会党・公明党の連合と共産党排除
第7章 「革新」と五五年体制の終幕―一九八一~九四年―
1 社会党「新宣言」と自公民の接近
2 国鉄分割民営化と「連合」の発足
3 無党派層の時代―消費税と土井人気
4 非自民連立政権と社会党の基本政策転換
終章 戦後「革新」勢力の役割とは
1 福祉国家化と平和政策を先導
2 現実化の遅れで遠のいた政権交代
 
引用・参考文献
あとがき
戦後「革新」勢力関連年表
事項索引
人名索引