かえらざる翼

第一部　神風は吹かず――特攻隊への挽歌
神風特別攻撃隊編成
全機特攻
特攻機「白菊」
第三十七期飛行術練習生
筑波山ヨーソロー
赤いトンボが谷田部の空を
「飛練谷田部」は鬼より怖い
大空に羽撃く
宙返りから編隊飛行まで
戦闘機かそれとも艦攻か
男度胸は雷撃隊
人間爆弾「桜花」
無残！空中衝突
親鸞特攻に消ゆ
実施部隊へ
第九〇三航空隊
Ｓ作戦
Ｂ２９の爆撃
カラスとカモメ
記録係と酒保係
敵機来襲
戦いの経過
同士討ち
神風特別攻撃隊
「八洲隊」誕生
遺影撮影と死装束
神風吹かして
特攻隊員のこころ
八〇丙
速成の偵察員
「右後方敵機！」
お伊勢参り
再び「特攻待機」
湖畔の宿
地獄への道
夜間飛行の裏方
無駄な犠牲者
運命の日
　
第二部　北邙の塵――散り逝く同期の桜
大空の証
甲種飛行予科練習生
佐世保海軍航空隊
鹿児島海軍航空隊
決戦の大空へ
戸惑う海軍用語
同じ文句を二度、三度
散り逝く同期の桜
実施部隊と初陣
送るも征くも
次々と出撃する特攻隊
遺書及び遺稿
特攻基地串良
三十七期百里会
「常磐忠華隊」沖縄に散る
悲運の「桜花」特別攻撃隊
戦死と殉職
故郷に思いを残して
ラウレル大統領救出作戦
京都は戦災を免れたか？
昭和戦友会
戦没者名簿
あとがき