最も期待された皇族東久邇宮
- サブタイトル
- 虚像と実像一八八七?一九三一年
- 編著者名
- 伊藤 之雄 著
- 出版者
- 千倉書房
- 出版年月
- 2021年(令和3年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- xiv,424p
- ISBN
- 9784805112212
- NDC(分類)
- 288
- 請求記号
- 288/I89
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 主要参考文献一覧:p406-410 主要人名索引:p417-421 主要事項索引:p422-424
- 昭和館デジタルアーカイブ
はしがき
皇室と久邇宮家をめぐる略系図
序論
第Ⅰ部 皇室制度の中の寂しく意固地な男
第1章 稔彦王の少年期・青年期の人格形成
1 孤独な少年の「やんちゃ」
2 自叙伝の虚飾
第2章 軍人皇族の実像とフランス留学
1 権威を振りかざさない皇族将校を演じる
2 気ままに過ごすフランス留学
第3章 東久邇宮帰国問題の発生
1 宮の帰国の遅れとパリでの状況把握の動き
2 なんとか宮を帰国させられないか
第4章 宮の帰国問題の深刻化
1 六年目に入る滞仏
2 問題先送り路線の揺らぎ
3 帰国延期の真相と妥協策の検討
第5章 帰国を求める新たな動き
1 閑院宮の書状と御付武官の帰国問題
2 特使の派遣
第6章 「真相」の暴露と宮内省の動揺
1 牧野内大臣への衝撃
2 新たな波紋
第7章 大正天皇の崩御と秩父宮・東久邇宮の帰国
1 大正天皇の病状悪化と両宮への圧力
2 天皇の危篤と帰国
第Ⅱ部 昭和初期の東久邇宮のプライドとポピュリズム的手法
第8章 批判の高まりと臣籍降下問題
1 東久邇宮家の孤立と不安
2 臣籍降下回避の動きと東久邇宮の横浜港帰着
第9章 臣籍降下問題の行方
1 帰国後の状況の好転
2 奇妙な臣籍降下論の展開
3 陸軍士官学校への出勤
第10章 臣籍降下の中止と東久邇宮の復活
1 東久邇宮からの攻勢
2 臣籍降下問題決着への動き
3 宮の変化と側近たちの尽力
4 臣籍降下中止―秩父宮の協力
第11章 些細な問題での対立とリベラルな発言
1 金井四郎事務官の死と後任問題
2 宮付事務官選定における対立
3 倉富・松平・安田による和解への道
4 内輪でのリベラルな発言
第12章 宮中・陸軍主流との対立と満州事変
1 宮内省による西園寺公望の謁見抑制
2 「平民」的イメージと「過激」思想
3 ロンドン海軍軍縮条約への反発と夫婦の亀裂
4 三月事件・満州事変
結論
展望 その後の東久邇(宮)稔彦
主要参考文献
あとがき
主要人名索引
主要事項索引
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