開拓の美名の下で

発刊の辞
第一章　先遣の途
暁の脱走　（広瀬直一）
母子働哭　（早瀬健吾）
先遣隊の夢と現実　（匿名）
黒い飯と片目の馬　（藤川武夫）
衝撃的な二つの事件　（寿々木周夫）
逃避行の中での出産　（尾科秀雄）
半農半兵の日々　（勝村幹）
二つの宿命　（佐藤陽登志）
泥水で煮た高粱　（高橋一江）
処刑されたＡ中隊長　（石川福松）
極寒下の無謀な訓練　（関根麻次郎）
　
第二章　辛苦の汗涙
訓練所内での撃ち合い　（高野章次）
異国人との信頼の絆　（吉田幸男）
生と死を分けた日　（南沢冨夫）
自決した同胞哀記　（佐谷喜太郎）
開拓－その苦闘の果てに　（中野清）
過酷な捕虜生活　（金子長）
窓打つ風は父母の声　（高橋時次）
報われることのない開拓　（坂本晴吉）
九年間に及ぶ大陸生活　（杉山茂）
厳寒の地での軍事訓練　（大和田富夫）
　
第三章　報酬なき日々
終戦哀歌　（鈴木友枝）
満蒙開拓に大農経営を夢みて　（菅沼今朝男）
熊におびえての炭焼き　（深沢三男）
胸躍らせた「植民の歌」　（大平政徳）
満鉄訓練生が歩んだ終戦の日々　（中山忠雄）
惨めな友の遺言　（飯島英二）
同僚の痛ましい死　（河原井岩二）
飢えに耐えた日々　（須藤伊之吉）
忘れ得ぬ王さん　（豊川達雄）
あとがき