父の生きた記録

序文
　
一、　少年時代
懐かしの故郷
少年の夢
川筋男
人間の道を教えた人
　
母の遺した詩
　
二、　青年教師
荒津の丘陵
遠賀の土手
酒と教師
青春
　
三、　代々木の森
代々木の宿
小学校の庭
昭和初期の不況
代々木初台の生活
東京との別離
　
四、　大陸に新天地を求めて
大陸への門出
新装の満洲
寮生活
家族を迎えて
営口の夕映
　
五、　石炭に命を賭ける
四平の街
ジンギスカン廟
馬賊
パーシバル将軍
ペストの街通遼
西安炭坑
　
六、　悲劇の通化事件
通化駅の混乱
龍泉ホテルの夜
衛戍病院
夜警
通化事件
清算運動と人民裁判
日本兵の中共軍へ参加
悲劇の引揚者
　
七、　満洲との訣別
引揚げ列車
奉天の宿舎
帰還船
　
八、　苦難の東京生活
滝野川学園
亡父母の墓参
役人生活の思い出
実りのない花嫁
白鳥町の今昔
　
あとがき