図書オキナワセン ニ オケル ジュウミン モンダイ000066886

沖縄戦における住民問題

サブタイトル1~10
編著者名
原 剛 著者
出版者
錦正社
出版年月
2021年(令和3年)3月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
186p
ISBN
9784764603530
NDC(分類)
210.75
請求記号
219.9/H31
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに

第一章 沖縄県の概要
一、沖縄県の地勢
二、沖縄県の人口と食糧米
三、行政機関
(1) 特別援護室(後の人口課)
(2) 警察署
(3) 地方事務所・支庁
(4) 食糧配給課・沖縄食糧営団
四、戦場地域の行政責任
(1) 「戒厳令」は宣告せず
(2) 国土戦の研究・準備不足
五、住民感情
(1) 多数の防衛召集
(2) 第九師団の台湾転出
(3) 将兵の横暴に対する反感
六、行政責任者等の県外脱出

第二章 沖縄戦の経過概要
一、第三二軍の作戦準備
(1) 軍隊の配置(戦史叢書『沖縄方面陸軍作戦』)
(2) 陣地構築
(3) 兵力の自力増強と住民の戦力化
(4) 第三二軍の住民対策
二、戦闘経過
(1) 戦闘経過の概要
  ※ 牛島軍司令官と長参謀長の自決日について
(2) 第三二軍の作戦第一主義
(3) 戦没者数からみた沖縄戦

第三章 疎開
一、県外への一般疎開
(1) 県外疎開方針の決定
(2) 県外疎開計画の策定
(3) 県外疎開の受け入れ割り当て
(4) 疎開の督励と実施
(5) 各県の受け入れ状況
(6) 宮古・八重山の疎開
二、学童疎開
(1) 学童疎開の計画準備
(2) 学童疎開の督励と実施
(3) 各県の受け入れ状況
(4) 文部省の指導と予算措置

第四章 避難
一、北部への避難
(1) 北部避難計画の策定経緯
(2) 北部避難計画の策定
(3) 受け入れ町村の受け入れ準備
(4) 北部への避難の開始
(5) 米軍上陸直前の避難
(6) 避難後の北部での生活
二、戦闘開始後の南部への避難
(1) 上陸正面地域の住民の避難
(2) 南部への避難
三、米軍による収容
四、宮古・八重山の状況
(1) 避難の準備・計画
(2) 避難の実施
(3) マラリア被害
五、収容者および疎開者の復帰
(1) 収容者の復帰
(2) 疎開者の復帰

第五章 防衛隊と防衛召集および学徒の戦力化
一、防 衛 隊
(1) 防衛隊編成の経緯
(2) 在郷軍人会による防衛隊の編成
二、防衛召集
(1) 「陸軍防衛召集規則」の制定
(2) 防衛召集の実施
(3) 防衛召集者(兵)の召集年齢問題
(4) 防衛召集者(兵)の問題点
三、男女学徒の戦力化
(1) 男子学徒
(2) 女子学徒

第六章 スパイ視問題と住民殺害
一、スパイ視問題
(1) スパイ視問題の背景
(2) 第三二軍の防諜対策
(3) スパイ視の事例
(4) スパイの存在
二、スパイ容疑による住民殺害
(1) 殺害の事例
  イ 久米島における鹿山隊の殺害
  ロ 渡嘉敷島における赤松隊の殺害
(2) 殺害の要因

第七章 集団自決問題
一、集団自決について
(1) 集団自決とは
(2) 大江健三郎『沖縄ノート』裁判
二、渡嘉敷島の集団自決
(1) 『鉄の暴風』の赤松隊長命令説
(2) 当時の兵事主任新城(富山)真順の証言
(3) 自決命令はあったか
三、座間味島の集団自決
(1) 宮城初枝(旧姓宮平)の証言
(2) 梅沢隊長命令説
(3) 梅沢隊長命令否定論
四、集団自決の要因

おわりに

参考文献