図書アキラメナイ ケイエイ000066870

諦めない経営

サブタイトル1~10
峠の釜めし荻野屋の135年
編著者名
高見澤 志和 著
出版者
ダイヤモンド社
出版年月
2021年(令和3年)1月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
xiii,215p
ISBN
9784478110454
NDC(分類)
673
請求記号
673/Ta43
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

はじめに
 
第1章 「峠の釜めし」誕生―お客様の声を聞く
「道」の変化が荻野屋の進化を促した
明治の元勲・桂太郎の助言
塩おにぎり二つの弁当がスタート
駅弁業界は暗黒の時代へ
戦後復興の波に乗れなかった荻野屋
三代目・一重の急逝、みねじの苦難
みねじとトモミの二人三脚
ホームでお客様の声を聞き続けた3年
「温かい弁当を食べたい」を実現へ
徹底した衛生管理
益子焼との出合い
幕の内弁当80円の時代に120円の釜めし
『文藝春秋』が「峠の釜めし」を紹介、突如ヒット商品に
昭和天皇に「峠の釜めし」を献上
 
第2章 押し寄せるモータリゼーション―鉄道から道路へ
小型自動車の登場、大型バスが観光地へ
トイレを増やしたドライブイン
鉄道の高速化
バトンは恭子と忠顕へ
忠顕が実質、荻野屋トップに
軽井沢に魅力感じた忠顕
ドライブイン事業に邁進
「しっかりやりなさい」とみねじ
ドライブインに大理石のトイレ
『私をスキーに連れてって』が追い風に
 
第3章 バブルと長野オリンピック―ドライブイン事業の急拡大
国鉄民営化と横川―軽井沢間の廃線
「ピンチはチャンス」
高級日本料理店の失敗とバブル崩壊
「平成不況」の中で拡大路線
長野オリンピック開催、営業範囲拡大
大型ドライブイン「佐久店」オープン
長野オリンピックが変化への触媒
最終列車を見送り、横川駅で最後の一礼
 
第4章 孤独な継承者―「峠の釜めし」の成功体験を見直す
嫌だった「荻野屋の息子」
父の死で決心
髙見澤家の嫡男を「錦の御旗」に
財務諸表を見て驚愕、巨額の借入金
急拡大の弊害
「荻野屋が潰れてしまう」
「峠の釜めし」に切り込む
停滞は衰退―海外製造への挑戦
聖域なき改革―調理方法も見直す
取引先との悪弊を断つ
安定供給に必要な緊張感
 
第5章 「進化の芽」を育てる―新生荻野屋へ歩みはじめる
ドライブインをリニューアル
ドライブインに鉄道遺構を展示
「峠の釜めし」に頼る経営から脱却を
海外進出への挑戦
失敗に終わった台湾出店
東日本大震災の衝撃
危機下で「群馬の台所」出店
強まる逆風
どうする? 重くて捨てられない釜容器
WASARAと共同開発した容器がグッドデザイン賞受賞
 
第6章 負の遺産を清算―持続的成長へのハードル
「財務体質を改善せよ」金融機関が突然、通告
改善計画策定を受け入れ
売れるものはすべて売り、返済
コンサルタント会社が監視
社外役員招聘―ガバナンス強化へ
現場の経営改善こそ必要
負の遺産を処理
同族会社の持続性とは?
同族会社のガバナンス強化
 
第7章 創業200年への基盤づくり―東京進出
失敗に学び、自分自身を高める
SDM入学―「システム×デザイン思考」を学ぶ
東京進出への長い道
GINZA SIXへの出店
低下する「峠の釜めし」の神通力
「破壊と再生」を繰り返した銀座
新しい釜めしへのチャレンジが、新しい荻野屋をつくる
成功するまで諦めない
 
おわりに