渡辺錠太郎伝
- サブタイトル
- 二・二六事件で暗殺された「学者将軍」の非戦思想
- 編著者名
- 岩井 秀一郎 著者
- 出版者
- 小学館
- 出版年月
- 2020年(令和2年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 333p
- ISBN
- 9784093887472
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/W46
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
プロローグ 父と娘「永遠の九年間」
残された写真
命を二度救ってくれた人
「おれが邪魔なんだよ」
月給の大部分は丸善の支払いに
生きていたら歴史は変わった
序章 二月二十六日未明-東京・荻窪
雪の降る朝
長女・政子の証言
惨すぎる最期
渡辺教育総監邸
唯一の「戦死」
赤く染まった雪の記憶
それぞれの二・二六
第一章 「自学力行」の人
二つの菩提寺
父母と幼き日々
和田家から渡辺家へ
独学の人
労働と勉強は両立する
軍人の道へ
小学校から士官学校へ
第二章 陸軍の文学博士
士官候補生
市ヶ谷台の青春
陸軍大学校へ
初陣
「大御所」の副官として
第三章 「非戦」の思想
かつてない戦争
戦わざるために
渡辺の見た大戦
精神主義への批判
戦争論
見識
教育改革
運命の子
第四章 近代戦戦争の研究
航空本部長
渡辺の不安
空襲の恐怖
「海」という障壁が価値を失う時
戦争と世論
非人道的な兵器
防空の具体策
軍民一致の防空
反乱
「人格の人」
満蒙について
悲惨な戦争
戦争の原因
日中関係を悲観
第五章 派閥抗争の時代
クーデター未遂事件
「統帥権干犯」
政治への不信
「改革」への誓い
三人の大将
三月事件
永田と小畑
皇道派の凋落
第六章 激流に抗して
皇道派の一掃
正念場
真崎更迭
激突
渡辺「意見書」の激烈
好評だった渡辺の抜擢
「目立たぬ武人」
永田鉄山の死
「天皇機関説」をめぐる誤解
水面下の「渡辺陸相」構想
第七章 最期の戦い
覚悟した者
襲撃の朝
なぜ逃げなかったのか
「極秘」の調書
憲兵の行動
事件の衝撃
「イフ」の世界
事件後の和子
終章 「赦す」ということ-東京・多磨霊園
自慢の息子
翻弄された家族
重い十字架
人生の師
葉山の休日
「赦し」と「怒り」
長い旅路
エピローグ 「父と娘」が遺したもの
最後のクリスマスカード
魂の浄化
錠太郎基金
渡辺錠太郎 略年譜
あとがき
参考文献
人名索引
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