占領下沖縄の学校教育
序章
第一節 本書の課題
第二節 先行研究の検討
第三節 「沖縄の道」について
第四節 本書の構成と分析方法
第Ⅰ部 占領下沖縄における社会科成立の背景−六・三・三制導入に至る経緯
第一章 占領下沖縄における対沖縄占領教育政策
第一節 南西諸島における米軍占領下の範囲
第二節 占領下沖縄の統治体制とその変遷(一九四五−一九七二)
第三節 占領初期沖縄における対沖縄占領政策
第四節 占領初期沖縄における対沖縄占領教育政策
小括
第二章 占領下沖縄における教育の再開
第一節 学校の再開
第二節 教育行政機関の整備
第三節 ガリ版刷り教科書の作成
第四節 教員養成機関の設置
第五節 八・四制の制定へ
小括
第三章 占領下沖縄初の教育制度の制定−八・四制の制定
第一節 学校体系
第二節 学校種
第三節 教育課程
小括
第四章 占領初期沖縄群島における学制変更−八・四制から六・三・三制へ
第一節 八・四制制定後の沖縄群島における教育制度の検討
第二節 沖縄人連盟による対沖縄教育復興支援の動き
第三節 沖縄群島における教科書事情の転換
第四節 六・三・三制の導入へ
小括
第Ⅱ部 占領下沖縄における社会科前史−人文科公民、歴史、地理
第五章 人文科公民、歴史、地理の設置
第一節 沖縄における修身、歴史、地理の扱いに関する検討
第二節 人文科公民、歴史、地理の設置と本土の戦後教育改革の影響
第三節 人文科公民、歴史、地理の概要
小括
第六章 人文科公民
第一節 人文科公民の教科書等の編修
第二節 教育課程−「人文科公民題材配当表(初等学校)」、「人文科公民題材配当表(高等学校)」
第三節 教科書−沖縄文教部『公民科教育資料礼法要項』
第四節 人文科公民の特徴
小括
第七章 人文科歴史
第一節 人文科歴史の教科書等の編修
第二節 教科書−沖縄民政府編『沖縄歴史参考資料』
第三節 教材−『沖縄年表』
第四節 授業ノート−「うるまじま」「郷土歴史(文教編纂)」「郷土歴史(私案)」
第五節 人文科歴史の特徴
小括
第八章 人文科地理
第一節 人文科地理の教科書等の編修
第二節 初等学校用教科書−『地理六年』『地理七年』『世界地図』
第三節 教材−「沖縄地図」
第四節 高等学校用教授要目−『高等学校外国地理教授要目』
第五節 授業ノート−「国吉私案」と「産業グラフ」
第六節 人文科地理の特徴
小括
第三部 占領下沖縄における社会科の成立
第九章 占領下沖縄における社会科の誕生
策一節 六・三・三制の導入と社会科の設置
第二節 社会科実施に向けての動き
第三節 沖縄独自の歴史副読本の発行−文教部『沖縄歴史』
第四節 沖縄の社会科の特異性−「沖縄の道」をめぐって
小括
終章 占領下沖縄における社会科成立の特徴とその意味
第一節 総括
第二節 占領下沖縄における社会科成立の特徴
第三節 占領下沖縄における社会科成立の意味するところ
第四節 今後の課題
主要参考文献・資料等一覧
あとがき
索引