図書ショウワ キッズ モノガタリ000066741

昭和キッズ物語

サブタイトル1~10
編著者名
藤 あきら 著
出版者
鳥影社
出版年月
2018年(平成30年)12月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
442p
ISBN
9784862657206
NDC(分類)
914
請求記号
914/F56
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
表紙のタイトル:昭和キッズ物語:宝物だったあのころ・・・・
和書
目次

序章 直江津という町
直江津という町/獅子像のある町/わたしは四ツ屋区という町内で生まれた/関川の洗い場と万年グズのことも話しておこう
 
第一章 厳寒の雁木にて
ヤッパと吹雪の銭湯/「ほかまんじゅこ」ってあったかい/雁木で氷のような雪の玉をぶっつけ合うのだ/「山王山」は砂丘のスキー場/「乞食と王様」という遊び/雪合戦はリアルな合戦だった/バナナと甘食と黒パン/山本医院の老先生/冬はタラ汁が一番だ
 
第二章 路地は解放区
ぼくのこと丸坊主頭だったんだ/桜咲く入学式 教室で下駄を投げたぞ/町内にテレビがやってきた/みんなでヤギにテストを食べさせたぞ/わが家に時計がやって来た日/こぶしで打った三角ベースの野球/缶けりににじむ兄弟愛/路地の貸本屋のニシマキさん/
「紙芝居」がやってきた/「枕木の塔」の秘密陣地あそび/そうそう保線区のトロッコでも遊んだんだ/おやじさんが怒ってる!/南小にヘリコプターが着陸したぞ
 
第三章 遊びの天才たち
「ぐーちょきぱあ」っていうんだ/チャンバラと映画とピストルの郷愁/馬跳びはケンタウルス!/女の子たちのゴム跳びの不思議/ぼくらは「ぱんちょ」っていっていた/ちんどん屋と地面の遊び/ビー玉も、投げこまも、路地や国鉄官舎の道でやった/将棋はこうやって遊んだ/
駄菓子屋のおばあちゃん
 
第四章 わが家のこと学校のこと
恐怖の鶏小屋があった/となうちで菖蒲湯に入ったぞ/母親をゆずった魂の経験/ほっぺたを引っ張って「だれの子だ」って聞くんだ/ああ玉杯に花うけて/お天道様に石ぶっつけるようなことばっかいってえ/鬼ヶ島へ、鬼退治にいってまいります/わが家のルーツは映画にあり/
心の試練はいつだって/「みったくなし」ってなんなの?/ねえやのこと若奥様と先生のこと/ぼくは野球部員だった/コッペパンは天王川の流れに/賞状ラッシュと弟のこと/バザーの「大食堂」は圧巻だったな/パン屋さんへゴー
 
第五章 夏、祇園祭のころ
旅の坊さんのおまじないの不思議/祇園祭の迎え花火/子どもたちの屋台巡行/八坂神社は露店が花盛り/フィナーレは「お饌米の奉納」/「大判焼き」から「たい焼き」へ、夏には「氷水屋」に衣替え/ところでわが家の氷水は「富士山」型/
祇園祭の夜、ヤクザと渡りあったおやじさん/甘酸っぱい「ところてん」と漬け茄子の美学/製氷工場から氷の配達があったんだ/出前繁盛、市役所にも届けたんだ/ないしょの氷水と藪入りの藤巻のこと/おまんた、はだかになってくんないって、どういう意味?
 
第六章 海のこと、川釣りのこと、弟妹の遊び
ぼくは泳げなかったんだ/夏休みのくろんぼう大会/ところで海のなかでおしっこしたことある?/クラゲは砂浜で溶ける/シャボン玉に包まれた燕温泉のこと/御館川の鯉と夕焼けのおむすび山/金魚のお墓/色水遊びと樟脳の舟/縁台の花火いろいろ/ドジョウ汁は残酷だあ/
カエルの解剖という宿題が出たんだ/イチジクとサマーデスクのある裏庭で
 
第七章 学校のことⅡ
修学旅行で初めて食べたソフトクリームで腹痛になったんだ/あら、お勉強してるの?えらいのね、っていわれた図書館/そのとき「おい、ケネディが暗殺されたぞ」とおやじさんはいった/善光寺の闇で、やわらかな手がぼくを導いた/あり得ないテスト用紙ってあったんだ/
信義を重んじて体罰に尻をさらす/オンザマークと、おすとあんでるくうとうまい/全校英語弁論大会とテープレコーダー/がんばり行軍 おふくろが弁当を届けてくれたんだ/宇宙はドドン、ドドドと広がっていた/汽車通学の彼女のチョコレート箱の笑顔/
いまに伝わる「下駄履き禁止」の生徒集会/騎馬戦こそ運動会の花だった!/棒倒しはまるでデモ隊だあ~/子どもころの運動会は「借り物競走」が最高だ!
 
第八章 お菓子屋のこと
ロシア人の船員もやってきたんだ/わが家は「清菓堂」というのでござる/「式菓子」と、とりまんのばあちゃんのこと/蕎麦を打って親せき中に配る/「もくず蟹」は河口の味覚だあ/「川渡りもち 栗よりうまい十四里」ってなあに?/Xmasケーキづくりとサンタさんのこと/
「賃餅」と「お飾り(鏡餅)」づくりは大変なんだ/大晦日の夜のごちそうと元旦のお雑煮、しょっから汁/「初売り」は祭りのような大騒ぎ/「たこ揚げ」と「まゆ玉飾り」
 
終章 わが家の門出、旅立ちへ
雪道の面影/「ストーブ当番」がいたんだ/雪の原っぱをゆく汽車通学は幻想的だ/スキー授業が金谷山であった/汽車を待つ時間に本屋で立ち読みしてぼくは成長した/夜汽車は行くよ、上野まで/赤いネクタイと冷凍ミカン
 
よみがえる風景のこと、あとがきにかえて