氷晶のマンチュリア

プロローグ―氷晶の満洲(マンチユリア)へ
　
第一章　棄てられた日本人
おばさんたちとの出会い
一般開拓団として家族で渡満した佐伯のおばさん
瀋陽(シエンヤン)小史
「大陸の花嫁」として一人で渡満した川村のおばさん、果物商の夫と二人で来た野辺のおばさんと、養女に出された渡辺のおばさん
工員として渡満した森本のおばさん
長春(チヤンチユン)小史
カフェー経営のため夫と渡満した桜木のおばさん
お姉さん夫婦を頼って一人渡満した日高のおばさん
看護婦だった西田のおばさん
おばさんたちの世界
　
第二章　静かな朝の国の人びとⅠ
中国・朝鮮・日本
一九八四年李(リー)君と出会う
ボイラーマン姜(ジアン)さん
李(リー)先生を訪ねる
長春(チヤンチユン)、そして延吉(イエンジー)へ
李永哲(リーヨンジエ)、朴(ピヤオ)さん夫妻
在日朝鮮人、権信子さん
　
第三章　静かな朝の国の人びとⅡ
再び中国へ
日本軍兵士だった柳(リウ)さん、抗日聯軍兵士だった李(リー)さん、民族研究所の魯(ルー)さん
叔叔(シユーシユー)と姨(イー)
朝鮮族の日本人観
　
エピローグ―黄色い草原に残された人びと
あとがき
主要参考・引用文献