図書目録ナガサキ モウ ヒトツ ノ センサイ キンカイマル ソウナン ジケン資料番号:000066556

長崎もう一つの戦災近海丸遭難事件

サブタイトル
三重式見航路に散った273人
編著者名
五反田 克彦 著
出版者
長崎新聞社
出版年月
2020年(令和2年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
163p
ISBN
9784866500164
NDC(分類)
219.3
請求記号
219.3/G71
保管場所
開架一般
内容注記
参考文献:p161-163
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序章
 
1. 近海丸遭難事件をめぐる当時の社会情勢
大きかった太平洋戦争の影響
戦時中に相次いだ海難事故
村田英雄の母親が口之津沖で遭難
長崎港を拠点とした沿岸航路
戦艦武蔵建造中の三菱重工長崎造船所付近は厳重な監視
県議会で指摘されていた危険
長崎交通船株式会社の変遷
沈没時の長崎交通船株式会社の船
 
2. 当日、遭難はどのように起きたのか
遭難事故当日の気象状況
午前10時半、定刻より遅れて三重を出港
当時の式見の様子
式見から定員オーバーのまま正午過ぎに出港
午後1時ごろ、福田村小江小浦沖で遭難
各港から救助船が向かう
棺おけにしがみつく遺族
なぜ近海丸は沈没したのか
 
3. 事件はなぜ歴史に埋もれたのか
あまりにも大きな悲劇、長崎原爆の影響
敗戦国となった日本と戦後の式見
新聞記事
判明した犠牲者名は193人
なぜ継承が進まなかったのか
教員の立場で
戦前の旅客船の補償問題(日本旅客船協会20年史から)
 
4. 50周年慰霊祭「安らかにねむれ亡き人よ」
彫刻家・故山﨑和圀さんの思い
50周年慰霊祭「安らかにねむれ亡き人よ」
 
遭難五十周年忌追悼の記
【殉教者氏名】
 
5. 現在
詳細な記録が少ない式見郷土史の記述
「忘れ去られた史実」になりかけている
75周年慰霊祭 松本宮司の思い
宮﨑徹郎さんの思い
三重小学校の金次郎像
金次郎像に隠された歴史
忘れられた史実を絵巻物に
岩實雄さんの調べ
継承のリレー
海底に静かに眠る近海丸
 
6. 近海丸遭難をめぐる証言集
元乗務員の有川輝夫さん(84歳)=長崎市四杖町=、2012(平成24)年2月5日取材
生還者の松本(旧姓増村)政代さん(83歳)=長崎市三重町=、2012(平成24)年3月9日取材
生還者の岡野(旧姓吉田)文治さん(89歳)=長崎市三重町=、2016(平成28)年1月28日取材
遭難船の前の便に乗った松本スミ子さん(86歳)=長崎市向町=、2012(平成24)年3月9日取材
兄を亡くした村角勝之さん(78歳)=長崎市三重町=、2016(平成28)年1月28日取材
叔母、姉を亡くした川口美由喜さん(72歳)=長崎市田上2丁目=、2019(令和元)年10月26日取材
同級生らを亡くした小倉ミナ子さん(84歳)=長崎市北陽町=、2019(令和元)年11月2日取材
遭難2日後に救助に当たった小倉保幸さん(93歳)=長崎市向町=、2019(令和元)年11月9日取材
事故後に小江小浦の浜まで向かった下村豊さん(83歳)=長崎市向町=、2019(令和元)年11月9日取材
母親を亡くした宮﨑徹郎さん(87歳)=東京都清瀬市=、2019(令和元)年11月15日取材
父親を亡くした上原正賢さん(85歳)=長崎市向町=、2019(令和元)年11月16日取材
小江小浦の浜で救助を見守った石川ミヨ子さん(87歳)=長崎市小江町=、2019(令和元)年12月7日取材
【追記】
 
あとがき
参考文献

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