自動車流通の経営史
序章 本書の課題と構成
課題
先行研究
本書の構成
第1章 日本における自動車販売の萌芽と定着
はじめに
草創期の自動車販売
外資系企業の設立と流通販売体制の構築
メーカーとディーラーの関係―おわりに代えて―
第2章 第二次世界大戦前の輸入車販売―日本自動車のケース―
はじめに
日本自動車の創業
株式会社への改組と大倉組
戦時期の経営
おわりに
第3章 第二次世界大戦前の輸入車販売―梁瀬自動車のケース―
はじめに
梁瀬商会の創業
GMとの決別
戦時期の経営
おわりに
第4章 国産大衆車企業の誕生と流通販売体制の構築―トヨタのケース―
はじめに
戦前の自動車産業と国産大衆車育成
国産大衆車メーカーの登場
トヨタの流通販売体制とディーラーとの関係―おわりに代えて―
第5章 戦時経済と自動車流通―日配・自配一元化案をめぐって―
はじめに
戦時統制と自動車流通
配給統制機関再編成の波紋
配給機構一元化案の背景
配給機構一元化案の頓挫
おわりに
第6章 第二次世界大戦後における系列別自動車販売の復活と再編成
はじめに
自動車の配給から販売へ
系列別自動車販売復活への布石
系列別自動車販売システムの再編成―おわりに代えて―
第7章 神奈川県における国産車ディーラーの創設―戦前・戦後の一齣―
はじめに
日産自動車のケース
トヨタ自動車工業のケース
おわりに
第8章 第二次世界大戦後における系列別自動車販売の進展―1950~60年代を中心に―
はじめに
第二次世界大戦後の自動車産業
自動車メーカーの流通販売体制
おわりに
第9章 系列別自動車販売の進展と限界―1970~90年代を中心として―
はじめに
1970~90年代の自動車市場
系列別自動車販売の進展と限界
系列別自動車販売限界の諸相
おわりに
終章 わが国の自動車流通におけるメーカー・ディーラー関係
各章の概要
わが国の自動車流通におけるメーカーとディーラーの関係
メーカー・ディーラー関係の限界
あとがき
索引