図書ケッカク ノ ブンカシ000066547

結核の文化史

サブタイトル1~10
近代日本における病のイメージ
編著者名
福田 真人 著
出版者
名古屋大学出版会
出版年月
1995年(平成7年)2月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
398、31p
ISBN
9784815802462
NDC(分類)
910
請求記号
910/F74
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
文献あり 索引あり
和書
目次

序 章 結核とその文化史的意義について
  第Ⅰ部 結核をめぐる社会と個人
第1章 殖産興業と女工哀史
 1 伝染病と社会状況
 2 女工と肺病
 3 肺病と社会的対策のはじまり
第2章 鴎外・コッホ・肺病
 1 コッホと結核菌の発見
 2 医学者鷗外とコッホ
 3 「結核治療薬」ツベルクリン
 4 鷗外の肺病恐怖と師コッホの来日
 5 肺病と鷗外文学
  第Ⅱ部 結核のロマン化と非ロマン化
第3章 肺病のロマン化
  ——『不如歸』とその系譜
 1 ロマン化のはじめ
 2 『不如歸』の誕生
 3 『不如歸』の背景と影響
 4 ロマン化の過程(その1)
 5 ロマン化の過程(その2)
 6 ロマン化の過程(その3)
第4章 子規と肺病患者たち
 1 喀血と、漱石との出会い
 2 病状の悪化
 3 肺病と死の認識
 4 『墨汁一滴』『仰臥漫録』と肺病患者の群像
 5 『病牀六尺』と肺病患者の心理
  第Ⅲ部 結核と医学
第5章 肺病・サナトリウム・転地療養
 1 病人の行くべき所
 2 転地療養とサナトリウム
 3 サナトリウム発祥の地 —— 鎌倉と須磨
 4 南湖院と獨歩
 5 平地および高原療養所
 6 サナトリウムの限界と終焉
第6章 医学書・療養書と結核予防運動
 1 西洋医学の診断・治療
 2 レントゲン線と通俗療法
 3 結核予防と結核撲滅運動
 4 農村結核から全国的蔓延へ
 5 免疫と死亡率の減少と
終章 遠のいた死と残されたイメージ
 註
 あとがき
 図表一覧
 参考文献
 事項索引
 人名索引
 英文要旨