図書目録センボツシャ イコツ シュウシュウ ト センゴ ニホン資料番号:000066538

戦没者遺骨収集と戦後日本

サブタイトル
編著者名
浜井 和史 著
出版者
吉川弘文館
出版年月
2021年(令和3年)1月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
5,301,5p
ISBN
9784642039000
NDC(分類)
369.37
請求記号
369.37/H23
保管場所
開架一般
内容注記
博士論文「戦後日本の海外戦没者処理をめぐる史的研究」(京都大学,2016年)と、『海外戦没者の戦後史:遺骨帰還と慰霊』(吉川弘文館,2014年)を基礎とし、大幅に加筆修正と書き下ろしを加えたもの 主要参考史料・文献:p274-293
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序章 海外戦没者処理問題への視線
本書の課題
先行研究と本書の視角
「海外戦没者」と「遺骨収集」の用語について
本書の構成
 
第一章 「英霊の凱旋」から「空の遺骨箱」へ―戦没者の遺骨をめぐる記憶の変容―
はじめに
「遺骨帰還」という「伝統」の形成
「英霊の凱旋」という記憶
「空の遺骨箱」という記憶
おわりに
 
第二章 「象徴遺骨」の収容という選択―一九五〇年代における遺骨収集団の派遣―
はじめに
占領期における海外戦没者処理の検討
海外戦没者処理問題への国民的関心の高まり
遺骨収集団の派遣をめぐる日米交渉と「象徴遺骨」の収容方針
おわりに
 
第三章 「相互性」の模索―墓地協定と遺骨収集団派遣をめぐる対英豪交渉―
はじめに
英連邦戦死者墓地をめぐる交渉の開始と「相互性」の問題
英連邦地域への遺骨収集団派遣をめぐる交渉
墓地協定交渉と「相互性」のゆくえ
オーストラリア本土の日本人墓地の維持管理問題
おわりに
 
第四章 「無縁」化する戦没者―千鳥ヶ淵戦没者墓苑の建立―
はじめに
占領期における戦没者の納骨施設をめぐる議論
戦没者の「墓」建立に向けた政府の検討
「墓」の建立場所をめぐる議論と日本遺族会の立場
「象徴遺骨」の納骨が意味するもの
「象徴性」の後退と曖昧な性格の定着
おわりに
 
第五章 可視化された海外戦没者―遺骨収集団派遣の再開とそのゆくえ―
はじめに
遺骨収容の「概了」方針と「再開」への道
民間ベースによる遺骨収容と政府の対応
遺骨収容方針をめぐる日米交渉と「国の責任」
遺骨野ざらし問題と海外戦没者処理のゆくえ
おわりに
 
第六章 冷戦下の慰霊と外交―一九六〇年代の墓参問題を中心に―
はじめに
ソ連地域の墓参をめぐる対ソ交渉
北方領土の墓参をめぐる対ソ交渉
小笠原諸島の墓参をめぐる対米交渉
ソ連地域および北方領土の墓参をめぐるその後の展開
おわりに
 
第七章 復帰前沖縄の南洋群島引揚者による「慰霊墓参団」派遣問題
はじめに
南洋群島における遺骨収容および慰霊要求と「実現を阻む厚い壁」
「慰霊墓参団」としての派遣実現へ
おわりに
 
終章 「遺骨収集」とは何だったのか
 
主要参考史料・文献
あとがき
索引

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