図書目録ニホン ノ リュウコウカ資料番号:000066531

日本の流行歌

サブタイトル
シリーズニッポン再発見 = Series Nippon re-discovery 13 栄枯盛衰の100年、そしてこれから Japanese popular songs
編著者名
生明 俊雄 著
出版者
ミネルヴァ書房
出版年月
2020年(令和2年)11月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
202,4p
ISBN
9784623090273
NDC(分類)
767
請求記号
767/A99
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
 
序 流行歌はどのように生まれ、どのように発展し、どのように消えようとしているのか
流行歌が生まれる
流行歌とは何か
流行歌とレコードの深い関係
なぜ流行歌は100年間も発展し続けたのか
20世紀末に起こった急激な異変~流行歌は消えてしまうのか
 
1 流行歌の起源と揺籃(ゆりかご)時代
江戸時代にも民衆が歌う「はやりうた」があった
明治の大ヒット曲「オッペケペー節(ぶし)」の誕生
演歌が生まれる
初めての流行歌「カチューシャの唄」が生まれた
レコード会社の誕生と流行歌
早くもタイアップ・ソングが出現
関東大震災を予告した?「船頭(せんどう)小唄」
 
2 流行歌の開拓時代の仕事人たち
浅草・銀座に日本初のレコード店創業~三光堂(さんこうどう)・松本武一郎(まつもとたけいちろう)
イギリスの録音技師が来日録音~フレッド・ガイスバーグの仕事
流行歌ディレクターの草わけ~ニッチクの森垣二郎(もりがきじろう)
関西の歌を全国に広めたい~大阪に日東レコード創業・森下辰之助(もりしたたつのすけ)
 
3 昭和初期 本格化する流行歌の発展~世界のメジャー・レコード会社が日本に進出
電気録音という技術革命がもたらした流行歌の発展
「波浮(はぶ)の港」「君恋し」のビクターが独走~〝晋平節〟が流行歌をリード
「酒は涙か溜息(ためいき)か」「影を慕(した)いて」でコロムビアが巻き返し~古賀メロディが街に流れる
メロディは外国生まれで歌詞は日本語~混血の流行歌誕生
ブルース、タンゴが日本製の流行歌のなかにも現れる
流行歌の発展が中断される~強まる軍国主義
 
4 レコード・映画・ラジオの蜜月(みつげつ)時代~歌謡曲の誕生
「東京行進曲」が大ヒット~レコードと映画の連携が本格化
流行歌の最重要な宣伝媒体となったラジオ
放送局から生まれた〝歌謡曲〟という歌
 
5 昭和中期 戦禍からの復興(1945~60年代)~それは和製ポップスと演歌で始まった
敗戦に沈む人の心を鼓舞した「リンゴの唄」「東京ブギウギ」
進駐軍(GHQ)が残した〝大いなる〟遺産
アメリカの曲を日本語歌詞で歌う~カバー・ポップス流行
才能ある作曲家・作詞家たちの登場と和製ポップスの広がり
グループ・サウンズの登場
演歌の広がり(Ⅰ)美空ひばり・北島三郎で開花したコロムビア、クラウンの演歌
演歌の広がり(Ⅱ)キングレコードが放った演歌の連続ホームラン
ムード歌謡〝都会の演歌〟の誕生(Ⅰ)フランク永井、石原裕次郎の世界
ムード歌謡〝都会の演歌〟の誕生(Ⅱ)男性コーラス・グループが競う
 
6 昭和後期 テレビ時代が生んだ流行歌の新しい展開(1970~90年代)~それはアイドル・ポップスで始まった
テレビ局とアーティスト事務所が主導したアイドル・ポップス
新世代フリー作家の登場と流行歌のさらなる隆盛
加速したテレビと流行歌のタイアップ
子ども向けテレビ番組が生んだ〝オバケ〟流行歌~「およげ! たいやきくん」
毎年の大トリは演歌~NHK紅白歌合戦と演歌の深い関係
日本のフォークの誕生~テレビを嫌ったミュージシャンたちの台頭
ニューミュージックの誕生と発展
J-POPとともに始まったプロデューサーの時代
CDという新メディアの開発と流行歌の隆盛
 
7 流行歌の発展過程に起こった3つの〝事件〟
カラオケの出現と発展~歌う楽しさを知った流行歌ファン
貸しレコード店の登場とその大きな波紋
音楽ビデオの誕生~聴くものから観るものにもなった音楽
 
8 何が起こったのか~21世紀に流行歌に訪れた急激な退潮
「レコード大賞」「紅白歌合戦」の様変わり
音楽配信がもたらした音楽の価値の低下
音楽を所有しなくなった音楽ファン
音楽の作り方が変わった
コンサート市場の盛況と突然の躓(つまず)き
 
9 流行歌はこのまま消えてしまうのか
 
あとがき
参考文献
巻末資料:この本で紹介している曲目一覧
人名さくいん

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