図書目録シュウキョウ ブンカ ワ ダレ ノ モノ カ資料番号:000066520

宗教文化は誰のものか

サブタイトル
大本弾圧事件と戦後日本
編著者名
永岡 崇 著
出版者
名古屋大学出版会
出版年月
2020年(令和2年)10月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
vi,337,7p
ISBN
9784815810054
NDC(分類)
178
請求記号
178/N18
保管場所
閉架一般
内容注記
戦後大本関連年表:p324-329
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

凡例
 
序章 大本弾圧事件の戦後
事件の残骸
〈事件〉が切りひらく世界
読みの運動と解釈共同体
協働表象が生じる場
結節点としての大本七十年史編纂会
本書の構成
戦前期大本の歩み
 
第1章 戦後大本と「いまを積み込んだ過去」―前進と捻じれの平和運動
はじめに
大本の平和運動をとらえるためのふたつのスケール
七王も八王も王が世界に在れば・・・・・・
出口伊佐男の世界連邦主義
人類愛善―世界連邦運動の展開
人類愛善―原水禁運動のはじまり
出口榮二の平和思想
人類愛善運動とアジア主義
平和運動の軋み
破裂
おわりに
 
第2章 〈事件〉をめぐる対話
はじめに
「神さまの摂理」としての〈事件〉
大本邪教説の再構成
予備調査へ
〈事件〉をめぐる対話
おわりに
 
第3章 宗教文化は誰のものか
はじめに
大本七十年史編纂会の形成
〝民衆宗教〟という表象
教祖の人間化
戦争と平和
〈事件〉は誰のものか
『大本七十年史』とその後
おわりに
 
第4章 〝民衆〟 の原像―出口榮二と安丸良夫
はじめに
アイヌへのまなざし
〝土〟の文化と縄文
「万教同根」とアジア主義
読みの運動のなかの『出口なお』
無意識としての神
筆先の「改編」
〝民衆〟の原像
おわりに
 
第5章 〝民衆宗教〟の物語の起源―教祖をめぐる欲望の系譜学
はじめに
新宗教研究と複数の経路
単層的な教祖像
深層への遡行
おわりに
 
第6章 反倫理的協働の可能性―高橋和巳『邪宗門』を読む
はじめに
高橋和巳の衝動とひのもと救霊会
ひのもと救霊会の構造
〈事件〉の変奏
協働の反倫理性
おわりに
 
終章 批判的宗教文化への視角
〝いま〟を生きる大本
苦闘の軌跡へ
捻じれた連続性
〝本質〟をめぐる解釈闘争
戦後社会のなかの〝民衆宗教〟
分析的介入の課題
 

戦後大本関連年表
あとがき
図表一覧
索引

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