図書ウミ ノ グンカ ト レイシキキョク000066393

海の軍歌と禮式曲

サブタイトル1~10
帝國海軍の音樂遺産と海上自衛隊
編著者名
谷村 政次郎 著
出版者
出版協同社
出版年月
2015年(平成27年)12月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
503p
ISBN
9784879700568
NDC(分類)
767
請求記号
767/Ta88
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献:p490-497 月刊誌「世界の艦船」(海人社)の連載「海の軍歌のアンソロジー」を加筆増補したもの
和書
目次

はじめに
 
海の軍歌
帝國海軍の軍歌と海上自衛隊の隊歌
『海軍軍歌』制定までの経緯、作歌した二人の歌人、『海軍軍歌』の制定と変遷、海上自衛隊の隊歌について、初期の隊歌、隊歌艦歌の制作過程、江田島の音楽教育、海軍兵学校と陸軍士官学校の軍歌
「勇敢なる水兵」
「勇敢なる水兵」の誕生、軍楽隊員の戦闘配置、誤り伝えられているメロディー
「如何に狂風」と「決死隊」
「如何に狂風」の作者、田中穗積の名曲「美しき天然」、「蒼龍」艦上の「決死隊」、映画「ハワイ・マレー沖海戰」の「決死隊」
「上村將軍」
第二艦隊軍楽隊、軍楽長の令孫との邂逅、軍歌の成立過程、蔚山沖海戦後の軍楽演奏
海軍軍歌「日本海海戰」「艦船勤務」「第六潜水艇の遭難」
「海軍軍歌」の作者、日本海海戦と日比谷公園奏楽、軍艦「春日」のピアノと海戦、「艦船勤務」について、「第六潜水艇の遭難」誕生の謎
「觀艦式」と「軍艦旗の歌」
軍歌「觀艦式」の作者、もう一つの「觀艦式行進曲」、観艦式の音楽隊、白寿を迎えた軍艦旗、自衛艦旗として復活
「護國の軍神東鄕元帥」「掃海隊員の歌」
「護國の軍神東鄕元帥」の作者、日本を飢餓から救った掃海、苦難の歴史を語る「掃海隊員の歌」、掃海部隊の活躍、東日本大震災と海上自衛隊音楽隊
「太平洋行進曲」と「愛國行進曲」
「太平洋行進曲」の誕生、「愛國行進曲」と行進曲「愛國」
「艦隊勤務『月月火水木金金』」と「轟沈」
「月月火水木金金」の作詞者、作曲者江口夜詩、名曲「轟沈」誕生の舞台裏、「憧れのハワイ航路」と「忘れな草をあなたに」
「同期の桜」と「二輪の櫻―戰友の唄―」
著作権確認訴訟、「神雷部隊の歌」は元歌か?、「神雷部隊の歌」にまつわる疑問、神雷部隊の慰霊祭、靖國神社の神雷桜、元歌説で浮上した「二輪の櫻」、追跡調査で「同期の桜」のルーツ分かる、〝幻のレコード〟を発見、帖佐裕氏と「同期の桜」
「江田島健兒の歌」
「海軍兵学校校歌」の募集、作詞者神代猛男、作曲者佐藤淸吉、幻の「海兵健児の歌(大兵学校の歌)」、楽譜・歌詞の出典、誤り伝えられている歌詞、変化したメロディー、SPレコード「勝利の基礎」、レコードの歌詞と旋律、高校の応援歌、教育参考館のパネル
「別れ」「訣別」と「螢の光」
敵性音楽として追放、自衛艦の出港風景、帝国海軍と「ロングサイン」、追憶の歌だった元歌
外国の「海の軍歌」
「ブラサス・ア・セニール」、「ヴィア・ラーゲン・フォア・マダガスカル」、「シスネ・ブランコ(白鳥)」、「洋上の生活」と「樫の木の勇猛心」、「錨を上げて」と「アームド・フォーシス・メドレー」
 
禮式曲
海軍儀制曲と海上自衛隊儀礼曲
初期の喇叭譜、軍用喇叭譜取調、喇叭譜礼式曲の制定と変遷、礼式曲に関する著述、宮内庁書陵部の古文書、海軍儀制曲と陸軍軍樂、海上自衛隊儀礼曲の制定
「君ヵ代」「君が代」
フェントン作曲の礼式曲、海軍と陸軍の国歌に対する認識の違い、フェントンの足跡、国歌の法制化、国歌の礼式、米軍楽学校の「君が代」、演奏時間と調性、艦旗掲揚降下時の演奏、「君が代」の碑
「海行カハ」と「海ゆかば」
「トラ・トラ・トラ!」の将官礼式、海軍儀制曲「海行カハ」と国民唱歌「海ゆかば」、二人の作曲者、「海行カハ」の調性
「皇御國」と「祝唱」
「皇御國」の作歌者、音樂取調掛作の「皇御國」、二人の作曲者、「祝唱」
「國ノ鎭メ」「国のしずめ」
制定の経緯、「國ノ鎭メ」の作歌者と作曲者、国葬儀で演奏された「国のしずめ」、おめでたい曲だった「國ノ鎭メ」、「アリゾナ・メモリアル」に流れた「国のしずめ」、軍艦「武藏」慰霊の吹奏
「水漬ク屍」と「靖國神社の歌」
「招魂社歌」から「水漬ク屍」に、喇叭譜「水漬ク屍」、「水漬ク屍」の作歌者、作曲者とされる吉本光藏、靖國神社の音楽、奉頌歌「靖國神社の歌」の誕生、改められた歌詞
「哀ノ極」
「哀ノ極」の作曲および演奏、喇叭譜「哀ノ極」、歴史的場面での奉奏
「命ヲ捨テテ」「命を捨てて」
「命ヲ捨テテ」の作者、「命ヲ捨テテ」の用途、実際にあった弔銃四斉射、洋上慰霊祭、練習艦隊によるご遺骨の帰国
「葬喪途上」「葬送行進(曲)」
山本元帥国葬の際の演奏、消えたラッパ譜「葬送行進曲」の四小節、葬送式等における音楽
「勝利歌」「得賞歌」
「日韓基本条約」調印式の演奏、国際関係に配慮した演奏自粛、海軍兵学寮の「榮譽の曲」、「得賞歌」の題名について
「軍艦」
サミットの「軍艦」、「軍艦」演奏に対する報道、「軍艦」の作者、誕生と初演、「世界三大行進曲」と「世界の名曲」、海上自衛隊の用途について、CD「軍艦マーチのすべて」、岩手県立盛岡第一高等学校校歌、マン・オブ・ウォー、ミャンマー・ドゥー・イェ・タッマドウ、
ミャンマー国軍の「軍艦」のルーツを訪ねて
「栄誉礼」
栄誉礼の根拠法規、改正の経緯、栄誉礼改正担当者の回想、栄誉礼の曲譜、作曲者と東京オリンピック、新栄誉礼譜の初演と祝砲?
「巡閲の譜」
「海のさきもり」
自衛艦旗授与式の音楽、執行者が必要と認める演奏、新造艦の軍艦旗掲揚、「海軍東京警備隊歌」
「海をゆく」
警備隊儀式歌および行進歌の誕生、新「海をゆく」の制定、ひとりごと
 
信號喇叭から信号ラッパへ
日本の信号喇叭の始まり、西南戦争の信号喇叭、警備隊の信号ラッパ譜、海上自衛隊の信号ラッパ譜、消防ラッパ譜に残る「栄誉礼」、海上自衛隊信号ラッパ制定の三題噺
帝國海軍軍樂隊と海上自衛隊音楽隊
薩英戦争と英国軍楽隊、軍楽隊の誕生、軍楽隊の活躍、大東亜戦争中の海軍軍楽隊、海軍軍楽隊の楽器と楽譜の帰国、海上自衛隊音楽隊の誕生、練習艦隊音楽隊、音楽隊の海外交流、練習艦隊以外での海外派遣、実現したノルウェーのタトゥー参加、未来への願望
 
参考文献
ご協力いただいた方々
おわりに