嗚呼沖縄戦の学徒隊
序文(青山学院大学名誉教授・佐藤和男)
序文(独協大学教授・中村粲)
第一章 暗雲天を鎖すとも
第一節 沖縄県の概要
一、行政区分と位置
二、沖縄本島の地誌
第二節 祖国の防波堤となる
一、沖縄戦の意義
二、持久戦略となった沖縄
第三節 鬼神もいかで泣かざらん
一、沖縄戦の学徒たち
二、戦歿した同胞への心
三、沖縄学徒に贈られた表彰状
四、師道の神髄
第四節 偲ぶ野戦の草枕
第三十二軍かく勇戦す―主戦場攻防より摩文仁まで―
第二章 忘るるまぞなきわが学徒
第一節 その名に永久の誉あれ
一、沖縄師範学校男子部手血勤皇隊
二、沖縄県立第一中学校鉄血勤皇隊・通信隊
三、沖縄県立第二中学校鉄血勤皇隊・通信隊
四、沖縄県立第三中学校鉄血勤皇隊・通信隊
五、沖縄県立工業学校鉄血勤皇隊・通信隊
六、沖縄県立農林学校鉄血勤皇隊
七、沖縄県立水産学校鉄血勤皇隊・通信隊
八、那覇市立商業学校鉄血勤皇隊・通信隊
九、海南中学校鉄血勤皇隊・通信隊
第二節 衣の祖では紅に染み
一、沖縄師範学校女子部 沖縄県立第一高等女学校―ひめゆり学徒隊
二、沖縄県立第二高等女学校―白梅学徒隊
三、沖縄県立第三高等女学校―名護蘭学徒隊
四、沖縄県立首里高等女学校―瑞泉学徒隊
五、積徳高等女学校―積徳学徒隊
六、昭和女学校―梯梧学徒隊
第三節 花も蕾の児童悲し
一、凍れる海の悲歌聞けば
二、折りも空し対馬丸
三、小学生も戦列に―八文半の軍靴
第三章 慕いゆきてはうまし夢を見つ
一、信子よ、貞子よ
二、思えばいまも眼がうるむ
三、風蕭々として空しく過ぎぬ
第二節 夜明けの星
一、魂魄の塔
二、ひめゆりの塔
三、健児之塔
第三節 鎮魂の歌
一、島の塔守り
二、ひめゆりの塔 名付け親
三、浄魂
四、戦いの終わりは悲し
第四節 誠の道ひとすじに
一、わが父を語る
二、わが母を語る
第四章 砲声天に狂うとき
第一節 故郷の空に散った特攻隊長、伊舎堂中佐
一、戦機到来を待つ
二、敵空母に突入
三、伊舎堂中佐の面影
第二節 女子も玉砕した伊江島の戦闘
第三節 玉散る剣抜きつれて―大桝中隊長
一、ガダルカナル島上陸
二、草むす屍
三、感状上聞に達す
第五章 靖国の宮に神となる
殉国沖縄学徒顕彰祭
あとがき