伊江島の戦中・戦後体験記録
グラビア
発刊のことば(伊江村長・島袋清徳)
発刊に寄せて(伊江村議会議長・友寄祐吉)
発刊にあたって(伊江村教育長・棚原信男)
感謝のことば(前伊江村教育長・新城晃)
凡例
解説 本書を読むまえに(本書編集者・石原昌家)
本書の構成と記述の特徴
沖縄戦のあらましとその特徴
第一部 証言記録・資料集成
伊江島の戦闘概要(大城将保)
伊江島飛行場基地建設の徴用と十・十空襲
飛行場建設徴用
徴用の勤労奉仕(湧川幸子)
徴用で伊江島へ(我那覇宗盛)
徴用と供出(石嘉波源竹)
戦時中の伊平屋(比嘉幸雄)
十・十空襲前後
十・十空襲の思い出(東江正有)
伊江島飛行場建設に携わって(西平守貞)
伊江島徴用(福地曠昭)
伊江島十・十空襲に遭った思い出(新島俊夫)
伊江島徴用(阿波連初子)
強制徴用で伊江島へ(池原トミ)
戦時中を語る(座談会)(大城秀一他)
戦時中を語る(座談会)(国吉真栄他)
伊江島徴用(吉田光正)
死と隣り合わせに生きて(山田初子)
徴用と防衛召集(仲地哲夫)
台湾での軍隊生活(与那嶺栄幸)
伊是名正信日記抄(伊是名正信)
県外疎開と兵士の回想
県外疎開
疎開引率(玉城秀美)
熊本疎開(玉城定子)
あー対馬丸(新川久栄)
熊本疎開の想い出(宮里良孝)
熊本への疎開(島袋テル)
熊本疎開から帰郷まで(宮城富子)
県外出身兵士の回想
想い出すままに(吉田章)
伊江島点描(高村吉雄)
軍医さん(倉林民男)
想起(樺沢正雄)
若き日の思い出の一駒(根本豊明)
伊江島での戦争体験
兵士
一兵士として(島袋秀吉)
伊江島の滅亡(岸本泰吉)
斬りこみ隊に生き残って(古堅清光)
防衛隊
海に捨てられると思い(玉城徳元)
戦時下の防衛隊「漁業班」(下門龍源)
伊江島防衛大隊記録(真栄田義孝)
筏で島を脱出(大城清栄)
二ヵ年余の洞窟逃亡生活(佐渡山安棟)
義勇隊
青年義勇隊(知念宗真)
片眼を失い傷痍軍人となる(玉城孝助)
女子救護班
救護班員(古堅保子)
女子救護班の最後(山城竹/古堅保子)
東江マツの体験談(山城修筆録)
住民
火炎放射器の中を逃れて(新城晃)
伊江島戦と私(島袋美代)
僕の戦中・戦後(知念正行)
小学生の体験(与那城彦興)
集団自決(内間吉成)
一住民として(知念金一)
アハシャ壕の集団自決(新城茂一)
妹と二人で死を覚悟(棚原正幸)
私の戦争体験(玉城澄子)
私の戦争体験(島袋ヨシ)
私の戦争体験記(玉城キク)
戌年生まれの軌跡(山城賢孝)
伊江島・戦争体験座談会(具志川久盛他)
『子ども達への約束』
苦しかった帯御飯(知念サダ)
子供を奪った戦争が憎い(儀間苗)
協力班として(宮里シズ)
黒ごはんと弾に勝つ城山(内間サンダ)
死と背中合わせの毎日(安慶田チヨ)
軍の飯場で働く(知念梅)
篠軍曹のことばで自決をまぬがれる(大城トヨ)
私が見た生き地獄(内間初枝)
一本のたばこで別れを惜しむ(山城和枝)
人間を悪魔に変えた戦争(山城マツ)
体に残る戦さ世の破片(山城竹)
戦争と私(玉城カズエ)
雨のような爆弾の中で(村元カメ)
娘をかばう(宮城ハナ)
肉親をうばった戦争(安村ハル)
壕から壕への戦場の生活(山城秀)
死体の山をかき分け父母をさがす(宮城チエ)
死の恐怖からのがれて(並里ウシ)
戦さ世彷徨記(新城とみ)
傷痕はきえず(平安山ヒロ子)
戦中に生きる(並里トシ)
悪夢のような死地のさまよい(大城和子)
食糧と水を持ち逃げまわった戦争(知念良子)
生き残った「救護班」の一人として(新垣フミ)
虫になれたら(大城トミ)
大和戻いの戦争体験(知念文)
吏員・その他
戦中戦後の郵便業務(喜納政正)
軍人節(名嘉元武治)
再会(名嘉元武治)
新聞記者
『鉄の暴風』(沖縄タイムス社)
日本軍兵士
伊江島守備隊玉砕記(児玉俊介)
悲劇の島、伊江島にて(和泉竜一)
米軍上陸(森杉多)
米軍兵士
『アメリカの一水平の沖縄戦日記』(セア・ビビンズ)
日米両軍の戦史
日本軍の「陣中日誌」
陣中日誌の形式
第五十飛行場大隊(戦局・部隊移動など)抄録
第五十飛行場大隊(訓示)抄録
第五十飛行場大隊(徴用・工事進捗状況など)抄録
第五十飛行場大隊 伊江島警備隊 抄録
第五十飛行場大隊 補給中隊 抄録
独立混成第十五聯隊第七中隊 抄録
独立混成第十五聯隊第八中隊 抄録
独立混成第十五聯隊聯隊砲中隊 抄録
独立混成第十五聯隊第三大隊配属聯隊砲小隊 抄録
独立混成第十五聯隊工兵中隊 抄録
独立混成第十五聯隊第二機関銃中隊 抄録
伊江島派遣隊 抄録
独立混成第十五聯隊第三大隊 抄録
独立混成第十五聯隊本部 抄録
独立混成第十五聯隊第三大隊配属独立速射砲第七大隊第一中隊 抄録
要塞建築勤務第六中隊球第二七七四部隊 抄録
防衛庁戦史
『陸軍航空作戦』(防衛庁防衛研修所戦史室)抄録
『沖縄方面陸軍作戦』(防衛庁防衛研修所戦史室)抄録
米軍戦史
血ぬられた丘―北部戦線と伊江島占領(米国陸軍省編/外間正四郎訳著『日米最後の戦闘』)
伊江島攻略戦―米海兵隊沖縄戦の記録(米海兵隊戦史部編)
疎開と難民生活
飢餓線上の難民生活
子どもたちをかかえて(山城悦)
子供たちの死に耐えて(大城健親)
一木一草焼き尽くされた伊江島(山城賢孝)
小学生の体験(小橋川嘉吉)
本土での徴兵検査と戦争体験(新里文秀)
決死の伊江島脱出(上里幸次)
昔の話(伊是名正京)
『子ども達への約束』
クリ舟での疎開(永山ハナ)
代償の大きすぎた戦争(謝花ハル)
疎開先の山羊小屋で出産(山城静)
今帰仁での疎開生活(大城ウタ子)
サバニで脱出(平安山ウシャ)
戦争と私(大城正枝)
苦しかった戦さ世(名嘉トネ)
戦争で過ぎ去った日々(大城ナツ)
飛行場建設事務所の空爆から逃がれて(名渡山浩子)
疎開生活と捕虜(儀間登美)
砲弾降る島へ舞い戻る(儀保ハナ)
久志小(ぐゎー)の思い出座談会(東江正有他五人)
昭和の時代を語る(1)座談会(古賀安雄他六人)
資料で見る難民生活とその後
今帰仁疎開記(前田幸助)
慶良間島収容記(大城竹吉)
大浦崎収容所・久志収容地区(久志市)
大浦崎(旧久志村)の村民の概要
伊江村民の帰郷促進についての陳情
久志村在住伊江島住民の移動請願書
慶良間列島の食糧事情及人口移動に関する陳情
軍資材拂下方の請願書
渡嘉敷村戦後の概要
あいさつ(渡嘉敷)(伊江村長・島袋清徳)
あいさつ(座間味)(伊江村長・島袋清徳)
祝辞(元座間味村教育委員長・野崎真助)
沖縄タイムス一九九六年六月三〇日朝刊 町村面
大浦崎地区『地方自治七周年記念誌』
伊江村民収容地跡記念碑概要書
挨拶(玉城音松)
沖縄タイムス一九九七年十二月一七日朝刊 一五面
伊江村民帰還当時の各部落の配置略図(一九四七年三月)
米軍基地と基地被害
原子爆弾と伊江島飛行場
終戦を挟み、伊江島を中継に日米の重要人物が東京―マニラ間を往来した(安仁屋政昭)
降伏中継基地・伊江島飛行場
連合国最高指揮官発
大本営宛連合国最高司令官発電報
大本営発連合国最高司令部宛電報
大本営発「マッカーサー」連合軍司令部宛電報
連合国最高司令官発日本大本営宛電報
大本営宛連合国最高司令部発電報
大本営発連合国最高司令部宛電報
爆弾処理船LCT大爆発の惨事
伊江島のLCT弾薬輸送船の爆発(福地曠昭)
基地建設の拡大と反対運動
沖縄の戦中・戦後が凝縮された島(新崎盛暉)
伊江島の軍用地立退き地主に対する緊急措置に関する要望決議
基地被害の実態
『模擬原爆のふる中で―伊江島からの報告』(伊江島米軍基地資料製作実行委員会)
座談会「戦場」下の歳月(出席者 友寄隆常他4人)
決議・抗議など関係資料
手記 私は米兵に狙撃された(山城安次)
真謝区民総会諸決議
山城安次君狙撃事件に関する抗議と要求決議
演習場での米兵による発砲事件に関する陳情
警察当局の住民の立場を忘れた屈辱的姿勢と怠慢・住民弾圧に対する抗議決議
伊江島における草刈中の青年への米兵による発砲事件に対する抗議について
山城安次君狙撃事件に対する村民大会決議
山城安次君狙撃事件に対する米軍の主張に断固抗議する
山城安次君狙撃事件に関する政府の裁判権放棄に対する抗議
米兵による狙撃事件に関し日本政府の裁判権放棄に抗議
「山城安次君狙撃事件」裁判権放棄に抗議する伊江村村民大会決議
伊江島米軍基地による被害に関するアンケート調査
非核三原則の厳守を要求する決議
伊江島射爆演習場の撤去について(要請決議)
核模擬爆弾投下訓練の即時中止と土曜日・日曜日の演習並びに夜間演習の中止を求める決議
米軍演習場の図
演習場内図式的配置図
伊江島射爆場の騒音調査結果
伊江島演習場における米軍演習状況調査結果
伊江島演習場に飛来する機種及び投下爆弾一覧表
基地被害の記録
伊江村における基地問題及び被害の記録
新聞に見る戦争の傷跡と米軍事演習―伊江村役場「新聞切り抜き帳」から―
遺骨収集
軍事演習
掲載初出一覧
第二部 聞き書き 伊江島の戦中・戦後体験記録(石原昌家)
敵潜水艦に撃沈され(玉城音松)
愛馬ホルーガに渡嘉敷島で出会い(知念金一)
斬込み後の壕内の惨状(古波鮫登美子)
女子救護班の生存者として(大城シゲ)
ガス弾攻撃を受けた「アシャギヌメーヌガマ」(玉城盛興)
避難壕でガス弾攻撃を受けて(内間亀吉)
ガス弾攻撃の恐ろしさ(安慶田チヨ)
自爆しなかったヤマグシの壕(新垣フミ)
LCT爆発事故・証言で綴るあらまし(岸本泰吉/村元チヨ/島袋清徳/新城晃/謝花悦子/新垣フミ/玉城盛興/玉元昭仁/謝花ハル)
目前の大爆発から奇跡の生還(玉元昭仁)
気が動転したLCTの大爆発(島袋清徳)
安否確認の「特使」になって(岸本泰吉)
米兵の目を逃れつつ二年間のガジマル樹上生活(佐次田秀順)
アーニー・パイル記者の遺体掘り起こしに立ち会って(島袋幸雅)
真謝で生き抜いた戦中・戦後(阿波根喜代)
特別寄稿
太平洋戦争、その時パラオ本島の日本人は(東江輝子/鈴木敏子)
謝辞 体験者のみなさまへ(石原昌家)
あとがき(石原昌家)