図書ジンブツ ショウワシ000066350

人物昭和史 4

サブタイトル1~10
マスコミの旗手
編著者名
丸山 邦男 著者代表
出版者
筑摩書房
出版年月
1978年(昭和53年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
306p,図版 [2] p
ISBN
NDC(分類)
281
請求記号
281/J52/4
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:各章末
和書
目次

昭和マスコミの人びと
 
正力松太郎 天才的企画力で読売を育て上げ、日本的新聞経営の典型を築く(本田靖春)
内側から見た〝巨人〟
非新聞人が拓いた新聞経営
〝正力戦法〟で鳴らした警察官僚時代
新聞界に斬り込む
大衆の側にいた
 
野間清治 子供から老人まで、全国民を読者として組織した講談社の創始者(上笙一郎)
「民間文部省」の大臣
貧しき者の階級上昇意欲
南のはてから東京帝大へ
急峻のわが道を行く
幼時から老人までの雑誌路線
大衆の心をつかんだもの
 
菊池寛 「文春ジャーナリズム」の生みの親、文壇を席捲した独創の自由人(矢崎泰久)
文壇への遅いデビュー
「文藝春秋」創刊
菊池寛の政治参加
多忙で優雅な日々
変身―国家への忠誠へ
「文藝春秋」から身を引く
 
大宅壮一 一本のペンを武器に昭和の世相をナデ斬りして縦横無尽(松浦総三)
大宅ののちに大宅なし
過激なるスタート
大宅流マスコミ現場学
大陸無宿時代から天候観測時代へ
無思想人宣言
大宅壮一の〝大きさ〟
 
笠信太郎 「朝日」をバックに戦前戦後の世論をリードしつづけた言論界の重鎮(中島誠)
〝大朝日〟の頂きに立つ
大ジャーナリストの「ものの見方」
昭和の現実に斬りこむ
戦時経済の危機の中で
戦前と戦後を貫ぬく仕事
 
菊田一夫 大衆の喜びと悲しみを生涯かけて演出した「重役」作家(中山千夏)
数奇で、そしてありきたりな
自力に賭ける
成功した庶民
「あんた不幸だね」
 
花森安治 「暮しの手帖」をとりでに、生活の革新を説きつづけた編集者(丸山邦男)
花森安治とは何者か
既成権威への挑戦
模範生、反逆する
『暮しの手帖』をとりでとして
その志したもの
 
司馬遼太郎 歴史の英雄を描いて現代に夢を甦えらせるベストセラー作家(佐藤忠男)
読書に熱中する野生児
軍隊体験が結晶させたもの
天才と英雄を甦えらせる
大衆作家から歴史小説家への歩み