東條英機
- サブタイトル
- 文春新書 1273 「独裁者」を演じた男
- 編著者名
- 一ノ瀬 俊也 著
- 出版者
- 文藝春秋
- 出版年月
- 2020年(令和2年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 383p
- ISBN
- 9784166612734
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/To27
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献一覧:p372-383
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第一章 陸軍士官になる
東條英教/陸軍士官になるまで/井口省吾と英機/幼年学校の東條/英教、予備役へ/英教が首になった理由/英教、陸軍の存在意義を説く/「戦後デモクラシー」/東條の家庭生活/陸大受験に失敗/明治天皇と乃木希典の死去/「平民派」の東條家/英教の死/
大正政変と陸軍の苦境/第一次大戦による戦争認識の変化/欧州駐在/陸大教官/梅津美治郎と東條の比較/「政略と戦略の調和」/陸軍の精神主義/必勝の信念/東條と軍用自動車/歩兵第一連隊長
第二章 満洲事変と派閥抗争
二葉会・木曜会/軍人たちの功名争い/岡村寧次日記にみる東條/長州閥への報復/人事抗争に参入/満洲事変/事変抑制に走る/十月事件/永田と小畑の決裂/小畑に激怒/国民に防空思想を説く/東條の総力戦認識/被害者意識/「総力戦」思想啓蒙者としての東條/
陸軍省パンフレット/派閥人事工作/永田の軍務局長就任/派閥対立の本質/鈴木貞一と東條/真崎との対立/中央を追われる/地元新聞との対立?/関東憲兵隊司令官
第三章 日中戦争と航空戦
関東軍参謀長/日中戦争と華北進出/縄張り争い/陸軍次官就任/航空総監就任/「空軍構想」/航空思想を宣伝/満洲国航空隊/日中戦争をどう解決するか/陸相就任/「水商売は懲りた」/「好機南方武力行使」/北部仏印進駐/航空への関心/カミソリ大臣/戦陣訓/
戦争と女性/国民の離反を警戒/ヒトラーと東條/南方武力行使/対米戦争はやりたくない?/関東軍特種演習/南部仏印進駐/総力戦研究所/「帝国国策遂行要領」/天皇、避戦を言い渡す/アメリカ妥協せず/海軍、対米戦に自身なし/対米戦は海軍次第/近衛・東條会談/
「駐兵問題は心臓だ」/微妙な心境の変化/内閣総辞職を主張
第四章 東條内閣と太平洋戦争
東條、首相に推挙される/組閣へ/海軍の態度変化/下からの突き上げ/人種戦争は回避せよ/東條のおびえ/テロの恐怖/陰謀論?/戦争をどう終わらせるか/会議を重視した東條/対米英戦争の目的は何か/早くも船舶が問題に/凱旋将軍の左遷/連合国捕虜の処遇/
本土空襲飛行士の処罰/「世界の英傑」?/「人情宰相」/「人情」という名の政治/ゴミ箱のぞきも政治/東條の別の顔/ガダルカナル/強気だった東條/天皇の権威を利用/鉄をめぐる陸海の対立/航空戦と東條/米国の戦意に注目する/海軍に引きずられたのが間違い/
大東亜省設置問題/中国の面子に配慮/駐兵を「捨てる」/アジア外遊/大東亜会議/大東亜共同宣言/東條と帝国議会/戦勝後の夢
第五章 敗勢と航空戦への注力
議会からの批判/東條の批判者/絶対国防圏/「勝敗は時の運である」/航空機増産/体当たり/飛行機は質量ともに重要/戦争は竹槍ではできない/参謀総長を兼任/航空要塞/オープンカー/特攻作戦/サイパン陥落/反東條気運高まる/東條更迭の「世論」作り/岡田との対決/
東條に全責任を負わせよ/昭和天皇の退位構想/議会は倒閣大会に/岸信介の策動/内閣総辞職/陸相留任ならず/〝お家〟への籠城/昭和天皇の東條観/「附け届け」工作/国民と東條の関係/東條と天皇はどちらが偉い?/「社会改革」者?/特攻に期待する
第六章 敗戦から東京裁判へ
鈴木貫太郎内閣の成立/東條排除/降伏直前の東條/天皇に意見する/徹底抗戦をあきらめる/自決の決意を語る/東條逮捕命令/「街の声」/巣鴨プリズン/獄中の東條/東條の戦争目的/「大東亜共栄圏」を正当化/失言/反撃/天皇は「シブシブ」同意した/
占領下社会の東條観/最終弁論/判決/死刑執行
おわりに
参考文献一覧
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