図書グンプク ノ シュウドウシ ヤマモト シンジロウ000066192

軍服の修道士山本信次郎

サブタイトル1~10
天皇と法王の架け橋
編著者名
皿木 喜久 著
出版者
産経新聞出版
出版年月
2019年(令和1年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
254p,図版 [1] 枚
ISBN
9784819113762
NDC(分類)
289
請求記号
289/Y31
保管場所
閉架一般
内容注記
主な参考文献:巻末 山本信次郎関係年表:巻末
和書
目次

法王庁との「絆」に心砕いた人たち―はじめに
 
序章 菊と十字架 124代と258代
天皇の病状を気遣う法王
朝鮮独立運動で日本にエール
誰も持ち得なかった「国際感覚」
華やかな訪欧への船出
強くて英明な君主を
15人の供奉員たち
のびのびと艦上生活
未だ決まらぬ訪問国
自由の享受と戦跡訪問
突然浮上した「法王庁」訪問
法王と「旧知」だった山本信次郎
皇太子一行からも信頼感
 
第1章 愛国のクリスチャン
大臣、大将が将来の夢
運命的な仏人神父との出会い
フランス語の達人になる
キリスト教への憧憬と反発
「悪の道に陥らないために」
「命を国家に捧げよ」との教え
「愛国の至誠を尽せ」
信者の愛国心と法王使節派遣
情熱が法王庁を動かす
「臥薪嘗胆」の時代に海兵学校
 
第2章 東郷平八郎の「副官」
元帥の死去で15回の連載
秋山真之と海軍兵学校
海軍力の整備を急ぐ日本
権兵衛の大改革
「私とあなたが腹を切ればいい」
日本海軍代表の通訳つとめる
国際法に強かった東郷
機雷敷設成功も「神の摂理」
バルチック艦隊との戦い
大回頭作戦という冒険
死を覚悟した「受降使」
ロシアの「敗軍の将」たち
ロジェストウェンスキーの涙
東宮御学問所の教官に
東郷総裁の気遣い
 
第3章 昭和天皇の語り部
若き皇太子の帝王教育
明治天皇のように
精力的に御進講
危機一髪、皇太子を救う
たくましくなってご帰国
大震災乗り越える摂政宮
御成婚の延期
虎ノ門事件と摂政宮
「神色自若」として
なぜタバコを吸われない
「君側の奸」なのか
二・二六事件と国民の結束
変わりない昭和天皇への崇敬
 
第4章 国益を担う「外交官」
パリ講和会議の随員に
文化人相手にサロン活動
南洋群島宣教師問題を解決
ベネディクト15世からの信頼
日中戦争で欧米に「使い」
「共産主義に対する戦争だ」
ソ連と手を結ぶイギリス
「神父工作」の足がかりか
工作の挫折と昭和天皇
新聞王・ハーストの「回心」
 
第5章 山本信次郎の「一粒の麦」
バチカンとの関係強化
使節派遣問題の決着
「大使にしておけばよかった」
持ち込まれた和平工作
「和平の糸口をつかめ!」
「日本が頼れる国は少ない」
東京に打電された和平案
「返事」は来なかった
昭和天皇に伝わっていたのか
「山本がいてくれたら・・・・・・」
フロジャク神父の貢献
法王との間をとりつぐ
天皇の「戦争責任」回避
信次郎の「望み」がかなった
 
終章 軍服をまとった修道士
「日本の教会の国宝的存在」
土地を修道会や教会に寄贈
哲学者から聖職者、岩下壮一
医師と二足の草鞋、戸塚文卿
澤田節蔵と日本のカトリック
 
あとがき
主な参考文献
山本信次郎関係年表