図書カンリョウセイ ノ シソウシ000066166
官僚制の思想史
サブタイトル1~10
近現代日本社会の断面
編著者名
中野目 徹 編
出版者
吉川弘文館
出版年月
2020年(令和2年)6月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
3,318,9p
ISBN
9784642038935
NDC(分類)
317
請求記号
317/N39
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次
序―本書の問題意識―(中野目徹)
第一部 〈意識〉―志望と職務における自意識―
法科と文科―明治・大正期における帝国大学生の官吏志望―(長尾宗典)
国益と外務官僚―北京関税特別会議と「地域主義」の台頭―(熊本史雄)
《コラム》県知事と「県治」意識―福島県知事川崎卓吉を事例として―(山田英明)
《コラム》キリスト者の官吏任官(坂井悠佳)
宮内官僚の戦後―「天皇の官吏」意識をめぐって―(二ノ宮幹太)
戦後革新政党と官僚制―日本社会党の場合―(森裕城)
第二部 〈知識〉―職務に要する学知と経験知―
「国学考証派」にとっての明治国家―官吏としての調査活動―(大沼宜規)
文官普通試験にみる「競争」の論理―知識と実務の相克―(田中友香理)
《コラム》内村鑑三の札幌農学校・官吏時代と天職思想(ロバート・クラフト)
《コラム》公文書の保存と利用の視点―鈴木賢祐と山口県文書館―(伊藤一晴)
三井物産と業務組織の専門化―日清・日露戦争期における山本条太郎のキャリアパス―(久保田裕次)
岩波文化人と文部省―安倍能成の教育論―(青木一平)
第三部 〈行動〉と〈批判〉―行動の規範と批判の論理―
地方改良運動下における青年郡長の自治観(大村章仁)
デモクラシーからファッショへ―室伏高信の官僚論―(水谷悟)
《コラム》文学のなかの植民地官僚(笹沼俊暁)
《コラム》北兄弟と軍官僚―雑誌『祖国』と『日本改造法案』の風景―(大庭大輝)
原理日本社の革新官僚批判(横川翔)
官僚としての教員像―ラジオ放送番組「教師の時間」の戦中・戦後史―(平井貴美代)
あとがき
索引