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奇蹟の軍馬勝山号

サブタイトル1~10
光人社NF文庫;こ1186 日中戦争から生還を果たした波瀾の生涯
編著者名
小玉 克幸 著
出版者
潮書房光人新社
出版年月
2020年(令和2年)10月
大きさ(縦×横)cm
16×
ページ
244p
ISBN
9784769831860
NDC(分類)
395.8
請求記号
395.8/Ko18
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p244-[245]
和書
目次

はじめに
 
第一章 第三ランタンタン号として誕生する
岩手県で生まれた勝山号=第三ランタンタン号
親戚の支えで育てられた馬
鷹揚な馬という第一印象
種馬をめざしていた日々
愛馬への思いは揺れて
 
第二章 「軍馬と戦争」で日本史をみつめる
古代からの連綿とした蓄積
明治期における軍隊と軍馬の実力
日露戦争の勝利に軍馬も貢献
陸軍による長期的な馬政計画
満州事変後もなお軍馬は重視され続けた
海外馬の導入は何をもたらしたか
日本でも自動車と戦車の開発は進む
 
第三章 軍馬勝山号として中国戦線へ
満州事変から盧溝橋事件まで
支那事変と歩兵第百一連隊
一頭の軍馬が誕生するまで
ランタン号の出征
軍馬の基礎知識
軍馬重視は時代錯誤だったか
映画「戦火の馬」に描かれた第一次世界大戦
軍馬や騎兵も批判された時代
騎兵廃止論は何を生み出したか
満州事変における装備の近代化
列強による自動車と戦車の開発
軍馬か自動車か―日本陸軍の選択
勝山号の血統をめぐって
 
第四章 勝山号の主人・歴代部隊長たちの運命
上海戦線で激戦が続く
軍国美談として讃えられた宮鈴号
加納部隊長の戦死
飯塚部隊長の奮戦
たび重なる負傷に直面する
飯塚部隊長も戦死す
勝山号を乗馬として認め続けた布施部隊長
軍馬甲功章を授与される
日本に帰還した勝山号
 
第五章 愛馬との再会を熱望した人びと
伊藤新三郎、第一報に直ちに反応す
奇跡の軍馬として報道される
新三郎は再会を期して上京団を結成
伊藤貢の大発見と大いなる誤解
行方を見失っていた愛馬との再会
第二勝山号、献納の裏事情
軍国美談を生み出した原動力
もう一度故郷へ連れて帰りたい
一九四七年、突然の死
 
第六章 軍国美談はいかに報道されたか
熱い関心を集めた軍馬として
馬と人間の絆強き時代
各地から引き取りの希望が殺到する
勝山号をみつめた子どもたち
東京朝日新聞の主要記事から
 
第七章 いま勝山号をどう見つめるのか
馬が不可欠だった戦前社会
戦争を支えていた馬、鳩、犬、その他の動物
軍事・戦争史の中で軍馬を見つめる
伊藤家の人びとのその後
当事者としてのスタンス
軽米町における顕彰に寄せて
 
あとがき
参考資料①②
参考文献