図書セカイシ ニ オケル トウヨウ シャカイ000065978

世界史における東洋社会

サブタイトル1~10
毎日選書
編著者名
飯塚 浩二 著
出版者
毎日新聞社
出版年月
1948年(昭和23年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
3,3,253p
ISBN
NDC(分類)
302
請求記号
302/I28
保管場所
閉架一般
内容注記
奥付・背・表紙のタイトル:世界史における東洋社會
和書
目次

一、 世界史における遊牧民族―ヂンギス汗の覇業を中心としての人文地理學的考察―
『時』は審判官であるか
モンゴルを蠻族視する通說
沙漠の交通地理學的な意味
遊牧民の戰鬪力の構造
彼らは破壞的であつたか
彼らの利用しえた文化の水準
遊牧民と隊商商業との結びつき
通商路の治安維持者としてのモンゴル政權
 
二、 東亞の風土と農民の社会
モンスーンのアジア
モンスーン氣候の特色
水田農業
灌漑・治水の役割
農業が牧畜經濟と結びついていないということ
生態學的な安定期とその動搖
 
三、 世界史における東亞農業社会の地位、その生活樣式における特色
尨大な人口
政治史の不安定さに對比される社會經濟の『停滯』
外部の世界との交渉
社會經濟の構造にもとづく消極的な强さ
 
四、 東南アジアの社会構造
村落的なものとして特色づけられる社會生活
前資本主義的な原理の支配
傳統と慣習の制約
風土の責任ではない
東南アジアの農業社會における華僑
前期的な商業資本の性格と近代的な法律制度の逆用
 
五、 東洋的社会の変貌
孫文の言葉とタゴールの言葉
植民地性の背後にあるもの
社會經濟の複合性の問題
個別的多樣性と槪括論の可否
いわゆる『停滯性』について
安定期の表現としての渾然たる統一性
 
六、 エピローグ
東洋と西洋との對照に本質的な點
孤立と停滯
地理的な孤立と人爲的な孤立
わが國の場合