図書ケサレタ ショウカ ノ ナゾ オ トク000065932

消された唱歌の謎を解く

サブタイトル1~10
編著者名
喜多 由浩 著
出版者
産経新聞出版
出版年月
2020年(令和2年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
250p
ISBN
9784819113861
NDC(分類)
767
請求記号
767/Ki61
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
 
第1章 戦争に翻弄された歌
卒業式でスルーされる『仰げば尊し』
知らぬ間に音楽の授業が減らされている
『うみ』が大陸侵略の歌だって?
GHQにズタズタにされた墨塗り教科書
『われは海の子』は海洋立国・日本の象徴
出自を隠された『兵隊さんの汽車』
 
第2章 教科書からの削除と改変
『里の秋』は「秋の歌」ではなかった
長く未掲載だった『みかんの花咲く丘』
『水師営の会見』は「軍歌」じゃない
〝手の平返し〟にされたヒーロー・正成
教育現場から一掃された「楠公の歌」
今こそほしい『村の鍛冶屋』の頑固おやじ
 
第3章 生き残った名曲の秘密
作者も惚れ込んだ最高傑作『夏は来ぬ』
ベストセラーで外地へ延伸『鉄道唱歌』
「満州生まれ」とは知らない『ペチカ』
「姐(ねえ)や」が差別語? 『赤とんぼ』
母を想う『この道』と『からたちの花』
日本人の美意識に刺さった『荒城の月』
里心を理由に戦時は外された『故郷』
 
第4章 台湾人の心に響いた唱歌
独自の唱歌をつくった志と情熱
「唱歌の父」が描いた教育の夢
「親」と慕われた日本人教師
先駆者となった一條愼三郎
日台の子供たちに大人気『ペタコ』
先住民の風俗に魅せられた詩人
公募でできたオリジナルの名曲
 
第5章 闇に葬られた満州・朝鮮の歌
ばっさり切られた巨匠の力作
〝満州愛〟が詰まったテーマソング
京城師範が作った〝幻の唱歌集〟
ハングルの唱歌もあった〝お人よし統治〟
朝鮮の偉人や名所・旧跡まで歌に
外地の唱歌づくりは日本統治の真骨頂
思い出の歌よ永遠に
 
第6章 100年先まで歌い継ぎたい
正月定番『一月一日(いちげついちじつ)』の意外なルーツ
台湾に残った「わが師の恩」
もうひとつあった『早春賦』のナゾ
九死に一生を得たボート遭難の歌
古関裕而は戦時中も名曲を連発
誰が「消された歌」の封印を解くのか
 
結びにかえて