図書カミガミ ワ マッサキ ニ ニゲカエッタ000065903
神々は真っ先に逃げ帰った
サブタイトル1~10
棄民棄兵とシベリア抑留
編著者名
バーシェイ アンドリュー 著/富田 武 訳
出版者
人文書院
出版年月
2020年(令和2年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
296p
ISBN
9784409520819
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/B25
保管場所
閉架一般
内容注記
原タイトル:The gods left first:the captivity and repatriation of Japanese POWs in Northeast Asia, 1945-1956 原著(The Regents of the University of California,c2013)の全訳 文献:p280-286
和書
目次
日本語版への謝辞
謝辞
用語解説と凡例
地図
序章 神々は真っ先に逃げ帰った
第二章 歴史の中のシベリア抑留
皇族宮の話/日ソ戦争の実態/日本降伏の決定的要因は?/熱戦から冷戦へ/日ソ紛争―前史から本史へ/捕虜のソ連移送・抑留へ/動機としての労働力不足/記憶される抑留
第三章 香月泰男とラーゲリの世俗的世界
俗世のイコン/赤い屍体/「私のヴィジョンは十倍にもなった」/「シベリア・スタイル」/イメージからテキストへ/芸術家の責任/私しかとらえられない美しさ
第四章 苦しんで得られた知―高杉一郎とシベリアの「民主運動」
ヨシフ・ヴィッサリオーノヴィチ〔スターリン〕に感謝する!/ヒューマニストがラーゲリを解釈する/シベリア、民主主義の学校/小川五郎が高杉一郎に/極光のかげに/地獄の門/洞察に向かって/帰還へ向けて/苦しんで得られた知
第五章 石原吉郎―最も良き私自身帰っては来なかった
プロローグ―石原吉郎とヴィクトル・フランクル/生き残った者の疑問/記憶の原始的蓄積/石原の前半生/ラーゲリ生活/石原の最低点への落ち込み/鹿野武一、謎の男/これがダモイか?
終章 藤原てい―引揚者たちの苦難
スターリンが配慮しなかった人民/生きるための戦い―『流れる星は生きている』/生き残りの意味とメッセージ
註
文献
訳者あとがき
付表―何人捕われ、何人死んだか?