図書コウキ バンパク オリンピック000065902

皇紀・万博・オリンピック

サブタイトル1~10
読みなおす日本史 皇室ブランドと経済発展
編著者名
古川 隆久 著
出版者
吉川弘文館
出版年月
2020年(令和2年)5月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
247p
ISBN
9784642071161
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/F93
保管場所
開架一般
内容注記
中央公論社1998年の再刊 参考史資料目録:p228-239
和書
目次

はじめに
 
第一章 皇紀法制化(一八七二年)と国家イベント
皇紀(神武天皇紀元)―紀年法の近代化
橿原神宮の創建
政府の紀元二五五〇年(一八九〇年)記念イベント
 
第二章 幻に終わった明治の大博覧会計画
発端―日露戦勝を祝って
日本大博覧会計画のスタート
経済効果への期待とアメリカの参加表明
大博覧会の延期と皇室ブランド
大博覧会の中止とその後
 
第三章 「紀元二六〇〇年」(一九四〇)に向けて
紀元二六〇〇年奉祝の発端―オリンピック招致と橿原神宮拡張
一九三五年万博構想―外貨獲得と観光ブーム
紀元二六〇〇年万博構想―阪谷芳郎の登場
橿原神宮、奈良県と観光ブーム
紀元二六〇〇年奉祝記念事業の国家プロジェクト化
六大事業の決定
紀元二六〇〇年をめぐる国民観の対立
万博問題の紛糾
観光立県へ―奈良県
 
第四章 日中戦争のなかで
日中戦争勃発の影響―中止か
橿原神宮と国民精神総動員―奈良県の対応
万博・オリンピックの準備再開
万博延期・オリンピック返上―戦時体制の強化
戦時下でも盛んな全国の奉祝記念事業
宮崎県の場合―辣腕知事の活躍
政府の方針転換―国民精神総動員運動への活用
 
第五章 「紀元は二六〇〇年」
のべ五〇〇〇万人が参加
東亜競技大会―アジアへのアピール
奉祝の状況―公式記録から
奉祝の実態
奉祝楽曲演奏会―欧米へのアピール
その他の記念行事、記念事業から
紀元二六〇〇年奉祝と国民動員
 
第六章 戦後への遺産・影響
東京オリンピック(一九六四年)への遺産
大阪万博(一九七〇年)への影響
東京の都市計画への遺産など
 
おわりに
あとがき
参考史資料目録
補論