図書ズセツ モリオカ イワテ シワ ノ レキシ000065792

図説盛岡・岩手・紫波の歴史

サブタイトル1~10
岩手県の歴史シリーズ
編著者名
森 ノブ 監修
出版者
郷土出版社
出版年月
2004年(平成16年)6月
大きさ(縦×横)cm
31×
ページ
255p
ISBN
NDC(分類)
212.2
請求記号
212.2/Mo59
保管場所
閉架一般
内容注記
年表あり 文献あり
和書
目次

カラー口絵
はじめに<森ノブ>
凡例

原始
北上川上流域の考古学 遺跡からの発見
氷河期の終わりに 玉山村小石川遺跡と大橋遺跡
縄文文化の幕開け 盛岡市大新町遺跡と滝沢村室小路一五遺跡
縄文ムラの始まり 盛岡市庄ヶ畑A遺跡
巨大集落の出現 松尾村長者屋敷遺跡
環状集落の繁栄 盛岡市大館町遺跡
絆に支えられて 紫波町西田遺跡
縄文土器の造形美 盛岡市繋遺跡の縄文土器
ストーンサークルに眠る縄文人 滝沢村湯舟沢環状列石
祈りとおそれ 縄文人の精神世界を探る
川の恵み、森の恵み 盛岡市萪内遺跡
西岳のふもとで 岩手町豊岡遺跡
新たな時代を迎えて 縄文から弥生へ
コラム 縄文人と動物たち-動物形土製品に込めたもの

古代
古代概観 蝦夷の時代
蝦夷成立前夜 四~六世紀にかけて
末期古墳のの出現 蝦夷の墓
開かれた社会 蝦夷の交流・交易
律令機構のなかへ 最大級の規模をもった志波城
拡大政策の転換 徳丹城への移転
蝦夷の集落 竪穴住居と掘立柱建物
鉄器を求める人びと 鍛冶と鉄
馬と生業 副葬された馬具
安倍氏の奥六郡掌握 厨川を本拠とした安倍貞任
北の集落 山頂と尾根に暮らした人びと
謎を秘める仏教遺跡 古代末期から中世初期にかけて
居館に見る中世の始まり 紫波町比爪館遺跡

中世
新天地を求めた鎌倉武士団 源頼朝の奥州侵攻
中世期の不来方 南部氏来盛以前の盛岡
新興の領主たち 桶爪氏・川村氏の支配時代
是信の活躍 本誓寺の黒仏
三戸さん武士を支えた工藤一族 軍功をあげた葛巻親子
戸沢氏の活躍 戸沢氏の氏神だった沼田神社
戦国時代の浮沈 雫石氏と雫石城
大地に挑んだ男たち 越前堰の開発者綾織越前広信
コラム 紫波郡の金山-金山に伝わる「オソトキ」伝説
コラム 野菊は二度咲く-戸沢氏伝説
コラム 奥羽に来往した鎌倉御家人-奥羽に新風を興した人びと

近世
盛岡城の建設 南部信直と利直
八戸藩の成立 南部重直と南部重信
街道と一里塚 盛岡と各地を結ぶ人と物の道
藩の財政を支えた金山の開発者 北重左衛門と丹波弥十郎
商人の暮らし 近江商人と在地商人
農家の人びとの装い スッパとマヤデ
飢饉の惨状 南無カユ陀仏ウスイ菩薩
酒造業の発展 志和の酒屋・小野権右衛門
藩学と寺子屋 武士と庶民の教育
南部絵暦 盛岡歴と田山暦
世の先達・修験者 山伏の惣禄自光坊
舟を並べて橋とする 北上川にかかる新山舟橋
コラム 江戸時代の岩手山の噴火-焼走り溶岩流の誕生

近代(明治・大正)
朝敵の烙印に無念の幕開け 盛岡藩から岩手県へ
人材育成へ向けて 学芸の泉誕生
金融機関の設立 経済活動の基盤づくり
地方自治制と盛岡市誕生 最初の市長選挙
言論と行動で立つ 自由民権運動の旗手たち
舟運から鉄道へ 交通革命となった盛岡駅開業
日露の戦火に散った南部魂 雄風の人・南部中尉
明治を駆け抜けた天才詩人・啄木 近代文学の一翼を担う
啄木を世に出した陰の人びと 詩集『あこがれ』の出版とその後
凶作への取り組み 農業改革と科学的気象対策
人物は一代にしてならず 冨田小一郎の父哲
わが国初の政党内閣誕生 反藩閥の平民宰相・原敬
宮沢賢治とふたりの教師 藤原嘉藤治と白藤慈秀
コラム 鉄道開通が契機となった小岩井農場-岩手の観光基地

近・現代(昭和・平成)
金融恐慌の悲運 岩手の産業開発に活躍した金田一国士
養蚕・養鶏の普及 品種改良に成功した橋本善太
アイヌ民族の心に共鳴 アイヌ語とアイヌ文学研究の先駆者金田一京助
投げ銭に込めた銭形平次の願い 郷土彦部と平和を愛した野村胡堂
南部駒の育成と軍馬政策 一条政夫とめんこい仔馬
ファシズムの流れに抗しながら 戦線不拡大を唱えた米内光政
童謡「たき火」の受難 郷土が誇る童謡詩人辰巳聖歌
国難しのぐ冬の梅 戦時体制下の女学校
原爆に命を奪われた女優 宝塚と映画で活躍したスター園井恵子
農民知事と農民を守った弁護士 戦後の民主化・国分謙吉と石川金次郎
土地改良と地域振興 戦後の公選初代村長・高橋重平
町村合併と「花の街」歌碑 西根町と江間章子
水論に終止符をうった山王海ダム 農村の近代化に尽くした藤尾寛雄・太郎父子
激動の昭和を庶民の哀歓とともに 民衆の想いを歌に託した髙橋掬太郎
変わりゆく郷土 交通の発達と新しい地域づくり
コラム 道の駅と特産物-平成のミニ宿駅

郷土の顔
幕末維新の苦悩と悲哀 悲運の家老・楢山佐渡
青年たちに新時代の息吹を 自由民権運動を進めた人たち
若者たちの目を世界に 八角高遠と大島高任の登場
賊軍の子弟が選んだ外交官 先頭をきって進んだ杉村父子
日本有数の軍人輩出県 山屋、栃内、米内らの大将たち
医療・厚生、きら星のごとく 三田俊次郎から葛西勝弥まで
伝統工芸を守り伝えた盛岡人 小泉家、有坂家、鈴木家、藤田家の人びと
首相や大臣の系譜 原敬の精神、連綿と後輩に
空に夢を託した岩手人たち 田中館の理論、郷古の技術、長沢の実践
自然科学で日本の学界をリード 田中館から中村までの系譜
北海道の新天地で活躍 佐藤昌介や新渡戸稲造らの雄飛
教育界に多くの著名人 中央の菊池、地元の冨田小一郎
旧士族に支えられた地域経済-多くの金融界の先達たち
野球人のメッカ・盛岡中学校 球界の草分け・獅子内、久慈
育英の精神、脈々と 奨学金に助けられた岩手人たち
今も残る明治の建造物 葛西萬司と若き横浜勉の設計
染めを守り発展させた地域の伝統 中村の経営、藤田の技法
市民にとけこんだ外国人たち ミラー、タッピング、シュレーヤの各夫妻
言論界で活躍した人びと 新聞人の足跡
言論界をリードした岩手県人 田鎖綱紀、田丸卓郎、橘正一ら
信仰に生きた人びと 島地黙雷、島地大等
ふるさとの歴史を文字に 郷土愛に生きた人びと
墨で描いた己の心 書家群像
文芸に生きた人びと 原抱琴、富田砕花ら
美を追い求めて 美術界で活躍した画家たち
人びとに豊かな音を 音楽活動に打ち込んだ人びと
海外への雄飛 世界を舞台に活躍した人びと
女性の力を社会に 政治、文学などで活躍した女性たち

『図説 盛岡・岩手・紫波の歴史』年表
あとがき
写真・資料提供およびお世話になった方々
主な参考文献
監修・編集委員