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映画館と観客のメディア論

サブタイトル1~10
視覚文化叢書 7 戦前期日本の「映画を読む/書く」という経験 Redefining screen experiences
編著者名
近藤 和都 著
出版者
青弓社
出版年月
2020年(令和2年)2月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
380p
ISBN
9784787274304
NDC(分類)
778
請求記号
778/Ko73
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
博士論文「オフ・スクリーンのメディア史:映画館プログラムをめぐる<読むこと><書くこと><観ること>」(東京大学,2017)に加筆・修正したうえで圧縮したもの 参考文献一覧:p349-370
和書
目次

序章 オフ・スクリーンの映像文化
問題の所在―複製技術としての映画/複製技術時代の映画
分析対象
分析視座
構成
 
第1章 映画館プログラムの成立―一九〇七―一〇年代前半
映画館興行の形成
物語映画と事後的な映画受容の快楽
映画観客をめぐる記憶の産業化―映画史に並走する〈読む文化〉
 
第2章 映画観客の〈読み書き〉空間―一九一六―二〇年代
差異化の手段への再定位―映画館プログラムの自律化
映画館プログラムをめぐる〈読むこと〉〈書くこと〉
拡散する映画館プログラム
映画館プログラムの収集・保存を通じた情報集積体の形成
 
第3章 映画館における/についてのコミュニケーション―一九一〇年代後半―二〇年代
映画興行の再編成
「人格的な上映環境」の構成契機―映画館におけるコミュニケーション
映画「館」ファンの形成―映画館についてのコミュニケーション
 
第4章 「複合施設化」する映画館―一九二三―三〇年代半ば
「複合施設化」する映画館
都市空間のなかの映画館
「複合施設」としての映画館
 
第5章 遍在する映画イメージ―一九二〇年代後半―三九年
映画広告の多様化
都市空間のなかの映画観客
文字とイメージが輻輳する舞台―映画館プログラムの視覚性
「作品」と「作者」の前景化
 
第6章 映画興行をめぐる規格化の論理―一九三九―四四年
映画法以降の映画産業界
「戦ふ映画館」―映画臨戦体制下の興行モード
映画館プログラムの統制
 
終章 積層するメディア経験の地層学
オフ・スクリーンのメディア史―映画館プログラムの歴史的変遷
「文字」と「紙」の映像文化論
メディア研究の複数性
 
参考文献一覧
あとがき
索引