図書キュウ サナダヤマ リクグン ボチ ボヒョウ トノ タイワ000065642

旧真田山陸軍墓地、墓標との対話

サブタイトル1~10
編著者名
小田 康徳 編著
出版者
阿吽社
出版年月
2019年(令和1年)11月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
301p
ISBN
9784907244392
NDC(分類)
396.21
請求記号
396.21/O17
保管場所
閉架一般
内容注記
関係年表:p298-299
和書
目次

まえがき(小田康徳)
 
第一部 陸軍墓地の通史をまとめる(小田康徳)
はじめに
「軍隊と死」―陸軍墓地の始まり
内戦と死者の埋葬―鎮台の役割と陸軍墓地
対外戦争の常態化と陸軍墓地
遺骨の帰らぬ戦争へ
陸軍墓地の歴史をふりかえって
 
第二部 さまざまな死者との出会い
平時の死没者
下田織之助、最初の埋葬者にして謎の死―兵隊埋葬地はいかにしてできたのか(堀田暁生)
生兵の溺死(横山篤夫)
中山寺で死亡した大津聯隊の生兵、北川米次郎(今西聡子)
脚気と陸軍(今西聡子)
コラム◇生兵の発病率と死亡率(今西聡子)
三〇年間神戸に眠っていた遺骨(今西聡子)
西南戦争と大阪での死没軍人たち
京都府出身西南戦争戦死者と真田山墓碑―地域史史料としての真田山墓碑群(橘尚彦)
屯田兵はいかに葬られたか―村田政吉と東條敬次郎(冨井恭二)
陸軍墓地に眠る二人の水兵―公文書から見る兵士の諸相(藤田裕介)
溝部素史大尉の生涯と墓碑の謎―溝部素史資料の発見(堀田暁生)
元東京鎮台輜重輸卒木村吉之助の墓碑(飯沼雅行)
日清・日露の戦争から大正期の対外戦争まで
日清戦争時の清国人俘虜の墓碑から見えてくること(塚﨑昌之)
故軍役人夫南方留吉の墓碑(堀田暁生)
『朝日新聞』に見る日露戦争―「戦死者家族訪問記」(中下秀夫)
南山の戦い、村田虎吉一等卒の戦死と埋葬―日露戦死者の個人墓碑と「満州」の忠霊塔(横山篤夫)
近藤元粋撰の宮津隆成墓碑銘―其れ亦た以て瞑す可きかな(小田直寿)
日露戦争合葬墓碑の前に立つ石灯籠と廃兵前田梅吉(今西聡子)
コラム◇癈兵について(今西聡子)
第一次世界大戦におけるドイツ兵俘虜(吉岡武/堀田暁生)
十五年戦争と関わった人々
槍で突かれて戦死した四至本直次郎一等兵(横山篤夫)
納骨堂発見アルバムにみる、味岡義一少佐の一生(奥田裕樹)
三九人の遺骨が語る日中戦争初期の日本軍の敗北(横山篤夫)
忠霊塔建設運動と真田山「仮忠霊堂」―「仰ぎ見る」塔から木造納骨堂へ(橘尚彦)
村の遺族会によって建立された陸海軍将兵の墓碑(横山篤夫)
真田山陸軍墓地を考える
現景観の原点、墓地南半部の譲渡と大幅改葬の実施(堀田暁生)
墓碑の形(堀田暁生)
コラム◇墓が二つある?(堀田暁生)
真田山陸軍墓地と関わった日々(吉岡武)
高校教育と陸軍墓地と私(岡田祥子)
新しい「供養」を考える―『イン・リポーズ』によるオーストラリアの日本人墓地での例を参考に (岡田蕗子)
台風二一号の惨禍と保存への道(堀田暁生/小田康徳)
 
あとがき(小田康徳)
付録 旧真田山陸軍墓地を知るための基礎資料
編者・著者紹介