サザエさんと長谷川町子

第一章　盗まれた遺骨
数千万円要求の脅迫状
度肝を抜いた遺産額
磯野家とは異なる裕福さ
要領得ない返答
消えた骨壺
新たな脅迫状
もうひとつの遺骨盗難事件
「犯人にお金が渡った」
磯野家と町子
　
第二章　長谷川家の命運
画業の原点
父の思い入れ
悪ガキ
先生の癖を漫画で
独特の人気者
父の死
キリスト教入信
冷たい風
母の奇策
母の兄
新天地の「闇」
　
第三章　天才少女漫画家
山脇高等女学校
学校に溶け込めず
最大の転機
母の豪腕
田河家に住み込む
怪しい青年
「のらくろ」
弟子
嘘と真実
　
第四章　戦時下の恋
町子の復讐
眉を抜く
自殺現場
姉・毬子の恋愛
一週間の結婚
町子の身の上
婚約者?
母の悔い
　
第五章　「サザエさん」連載開始
東京暮らし
強靭な生命力
福岡へ疎開
西日本新聞社
母の嗅覚
福岡市長
終戦の日
退社理由
「サザエさん」の由来
『赤西蠣太』の腰元
悲恋
才覚
　
第六章　復興期の「サザエさん」
消えたサザエさん
早業
札束を投げる
上京
出版界成金神話
用紙調達
姉妹社
返品の山
裏事情
原稿料の値上げ
　
第七章　嫉妬と羨望
依頼殺到
本音
大人気の背景
詩人、春山行夫
批判
ニセ本流通
巨額の収入
人気
自宅に
　
第八章　巨万の富
長期休載
責任感
長者番付
厖大な所得額
訪問者
「庭半分を買って」
別荘全焼
発行部数七百五十万部
「いじわるばあさん」の衝撃
　
第九章　町子の「家出」
「七人のサムライ」
姪を溺愛
「ボケナス!」
「力道山死亡」
諸説ある死因
脅迫状
胃がん
　
第十章　「サザエさん」訴訟事件
幻の漫画「サザエさま」
過激な雑誌『東京25時』
激怒した町子
赤塚不二夫
寺山修司
声なき声
損害賠償請求
著作権保護
長谷川家放火事件
　
第十一章　家族崩壊
衰えた筆力
母とイスラエル旅行
認知症の母
町子と毬子
豪邸
不信と造反
骨肉の争い
姪・隆子のパリ生活
隆子の娘カミーユ
　
第十二章　長谷川家の光と影
長寿の長谷川家
国税局と洋子
「サザエさん」絶版の噂
町子亡き後
運転手夫妻
サザエさん一家と真逆の長谷川家
　
主要参考文献