わが人生に悔いなし

第一章　時代の証言者として
　生きるって素晴らしい
　名士の家庭　音楽に触れる
　戦況悪化　無縁の幼少期
　避難列車に敵襲　死体の山
　父と再会「もう大丈夫だ」
　使役の父　骸骨のように
　引き揚げ　複雑な気持に
　青森転入　標準語が標的に
　名曲喫茶と柔道の青春
　大学進学の道　開けた
　シャンソン訳詩　転機に
　訳詩　一流歌手からも依頼
　「流行り歌書きな」と裕次郎
　譲らなかった「過去」
　『知りたくないの』初ヒット
　心臓に爆弾　九死に一生
　多彩な歌手とヒット連発
　レコード大賞で恩返し
　再収録曲　二度目の栄冠
　逆境支えた妻、由利子
　家族をもてあそんだ兄
　「警察呼ぶぞ」兄と決別
　アルバム制作　拓郎の勧め
　『まつり』作詩家の到達点
　『わが人生に悔いなし』裕次郎送る
　昭和終幕　作詩から距離
　舞台制作　『静と義経』盛況
　兄取り上げ　小説デビュー
　『長崎ぶらぶら節』で直木賞
　二度のがん　乗り越える
　尽きることない創作意欲

第二章　二十歳のころ
お茶の水界隈
　精神の核となった引き揚げ体験
　長い遠足
　中西夏之のこと
　天の岩戸
　翔べ！　わが想いよ
　洗濯バサミと風
　シャンソンとの出逢い
　名曲喫茶「らんぶる」
　シャンソン喫茶「ジロー」
　大いなる邂逅
　森山裕之のこと
出発前夜
　銀巴里から
　ペンネーム「なかにし礼」
　さらば銀巴里
霊感力
　アルケミスト
　「不思議な力」の正体
　魂の錬金術
　一瞬の光
　目覚めの可能性
　神の声と無の境地
　すべてを投げ出せ
　光の戦士として

　あとがき