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聞き書緒方貞子回顧録

サブタイトル1~10
岩波現代文庫 社会 319
編著者名
[緒方 貞子] [述]/野林 健 編/納家 政嗣 編
出版者
岩波書店
出版年月
2020年(令和2年)3月
大きさ(縦×横)cm
15×
ページ
xiv,356p
ISBN
9784006033194
NDC(分類)
289
請求記号
289/O23
保管場所
閉架一般
内容注記
2015年9月刊(岩波書店)を文庫化したもの 主な著作:p331-333
和書
目次

はしがき(緒方貞子)
 
第1章 子どもの頃
曽祖父のこと、祖父のこと/父とともにアメリカ、中国へ/太平洋戦争の開戦と終戦
 
第2章 学生時代
聖心女子大学時代/最初のアメリカ留学へ/岡義武先生の指導を受ける/再びアメリカへ
 
第3章 満州事変研究
片倉日誌との出会い/満州事変を解明する/「無責任の体制」としての戦前日本/結婚のいきさつ
 
第4章 研究と教育
河口湖会議へ/戦前日本の自由主義者/財界研究/米中・日中国交回復の比較研究/大学人として
 
第5章 国連にかかわる仕事
初めての国連総会出席/国連代表団での仕事/国連総会での印象深い議題/国連代表部公使として/ユニセフ執行理事会/カンボジア難民にかかわって/国連人権委員会での活動
 
第6章 国連難民高等弁務官として(上)
就任まで/クルド難民危機と「国内避難民」/サラエヴォ空輸と陸路輸送/泥沼化するボスニア内戦/スレブレニッツァ虐殺からデイトン合意へ/難民帰還と共生プロジェクトへ/コソヴォ紛争と空爆の逆説
 
第7章 国連難民高等弁務官として(下)
ソ連解体と民族紛争/ルワンダ難民の大量発生/難民キャンプの軍事化という問題/ザイールでの紛争拡大/難民の帰還から再定住、復興へ/ダボス会議の役割/UNHCRでの一〇年を振り返って
 
第8章 人間の安全保障
「人間の安全保障」委員会/人間の安全保障という考え方/国内避難民と人間の安全保障/人道救援と開発援助とのギャップ問題/「保護する責任」をめぐって/日本と「人間の安全保障」/9・11からアフガニスタン復興へ
 
第9章 日本の開発援助を主導して
JICA理事長就任のきっかけ/現場主義から始めた改革/「人間の安全保障」と開発援助/アフガニスタンとミンダナオ/アフリカの重点化/組織統合という難関/研究機能を強化する/これからのJICAへ
 
終章 日本のこれからのために
中国とどう向き合うか/開かれた多様性に基づく社会へ
 
主な著作
編者あとがき(単行本版)
編者あとがき(岩波現代文庫版)
解説 緒方貞子さんの真骨頂(中満泉)